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最新ランキングを分析【2021年度第5週目】

最新ランキングを分析【2021年度第5週目】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

1位〜5位

第5週目のランキング1位は先週と変わらずアラバマ大。先週は格下サザンミシシッピ大相手に63対14と圧勝。しかし今週末はいよいよかつてのオフェンシブコーディネターであるレーン・キフィン(Lane Kiffin)監督率いるミシシッピ大と対決。何かが起きる予感・・・。

同じく先週と同じ2位となったのはジョージア大。先週は同じSEC(サウスイースタンカンファレンス)東地区所属のヴァンダービルト大と対戦しこれを62対0で完封勝利。実力的には全米1位といっても遜色ないでしょう。

今週3位は先週と同じくオレゴン大。アリゾナ大を41対19で卒なく倒し開幕後4連勝です。

4位は先週6位から2つランクを上げてトップ5入りを果たしたペンシルバニア州立大。先週は格下チームながらヴィラノヴァ大(FCS)を38対17で退け現在のところ4勝無敗。先シーズン5連敗スタートを切ったチームとは思えぬ快進撃。Big Tenカンファレンスチームとしてトップに躍り出ました。

そして5位は3週連続と変わらずアイオワ大。先週はコロラド州立大と対戦しこれに勝利するも24対14と思いのほか点差を広げることが出来ませんでしたが、彼らも無敗を守りトップ5内をキープしました。


6位〜10位 

今週6位は先週4位からランクを2つ落としたオクラホマ大。先週はウエストバージニア大と対戦し16対13と僅差で逃げ切りました。QBスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)が不調で風向きがよくありませんが、知将リンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督ならばきっと敏腕にテコ入れをしてくることでしょう。

7位には先週8位だったシンシナティ大。「グループオブ5」出身チームとして期待がかかる彼らは先週「パワー5」のインディアナ大と対決して見事に勝利を収めました。今週は大御所ノートルダム大と対決。この試合でも白星を手中に入れることができればいよいよ彼らがCFP(カレッジフットボールプレーオフ)のコンテンダーとして本格的に考慮されていくことでしょう。

8位には先週16位から一気に8つも順位を上げてきたアーカンソー大。彼らは昨年まで2年間SEC戦全敗といいところがありませんでしたが、先週はテキサスA&M大を撃破しそれ以前にはテキサス大も退けており、今年のアーカンソー大はひと味もふた味も違います。ただ今週末は全米2位のジョージア大と対決。果たして彼らのシンデレラストーリーはどこまで続いていくでしょうか。

先週12位から9位まで上昇したのはノートルダム大。先週はウィスコンシン大とシカゴベアーズの本拠地であるソルジャーフィールドで対決しこれを41対13で一蹴。ただ怪我で途中負傷退場した先発QBジャック・コーン(Jack Coan)の具合が気になるところ。前述の通り今週末は7位のシンシナティ大との大一番を控えています。

そして10位にはフロリダ大。先週は同じSEC東地区所属のテネシー大と対決して38対14で勝利。いよいよトップ10の仲間入り。1敗チームとしては最もランキングの高いチームとなりました。

11位〜15位

今週11位は先週9位から順位を2つ落としたオハイオ州立大。先週はアクロン大と対戦しこれを59対7で撃破。しかしアーカンソー大やフロリダ大が彼らを追い抜いてトップ10入りしたためにオハイオ州立大がトップ10から転落。連続トップ10入り記録が44週でストップしてしまいました。

12位は先週からランクを1つ上げたミシシッピ大。ハイズマントロフィーレースにも名を連ねるQBマット・コラル(Matt Corral)と彼を操るレーン・キフィン監督の攻撃力は眼を見張るものがあります。そして今週末は横綱アラバマ大の胸を借りますが、キフィン監督らミシシッピ大は胸を借りるとは思っていないでしょう。アップセットの予感?

13位にはブリガムヤング大。ジリジリとランクを上げてきている彼らは先週15位から更に順位を2つもあげました。昨年大躍進した彼らですが、今年の活躍を見ると昨年のチーム力がまぐれではなかったと再確認させてくれます。

14位は先週19位から順位を大幅に上げてきた名門ミシガン大。先週のBig Tenオープナーであったラトガース大との試合を20対13で切り抜けて開幕後4連勝。今年こそ彼らがカンファレンス内で大きな花を咲かすことができるでしょうか?

そして15位はテキサスA&M大。前述の通り彼らはアーカンソー大に20対10で敗退。点差は10点ではありますが内容的には完敗。今年こそ・・・と思っていたファンのがっかり度は計り知れません。

16位〜20位

今週16位は先週17位からランクを1つ上げたコースタルカロライナ大。先週はマサチューセッツ大に53対3と大勝。彼らの無敗街道は続きます。

17位は先週20位から3つランクを上げたミシガン州立大。先週はネブラスカ大と対戦しオーバータームの末に辛勝。しかしながらこれで4勝0敗としさらに今週はウエスタンケンタッキー大との対戦ということで5連勝は固そうです。

18位は「グループオブ5」のマウンテンウエストカンファレンス所属フレズノ州立大。先々週UCLAを倒した彼らが喫した唯一の敗戦は現在3位のオレゴン大によるものでしかもこの試合も31対24と1TD差。1敗チームとはいえ実力は折り紙付きと言えます。

19位につけたのは圏外から飛び込んできたオクラホマ州立大。先週25位のカンザス州立大に今季初の黒星をお見舞いした彼らはここまで無敗。Big 12カンファレンス内ではトップクラスのディフェンスを誇る彼らはここからどこまで順位を上げられるでしょうか?

そして20位にはUCLA。前述の通りフレズノ州立大に1敗を喫しましたが先週はスタンフォード大相手に35対24と勝利して先週24位から4つ順位を上げました。

21位〜25位

21位は圏外からBig 12カンファレンスのベイラー大がランクイン。先週彼らはアイオワ州立大から31対29と金星をゲット。ここまで4勝無敗の彼らは今週末19位のオクラホマ州立大との無敗同士の対決を控えます。

22位はアーバン大が先週23位から順位を一つ上げました。先週はジョージア州立大と対戦しましたが終始リードされる不甲斐ない展開。それでも最後に逆転してアップセットを逃れました。この試合内容でランクが上がったというのが少し不思議です。

23位には先週9位のクレムソン大を破る大金星を挙げたノースカロライナ州立大。混沌とするACC(アトランティックコーストカンファレンス)にて彼らがランキングで最高位という稀な減少が起きています。

24位には同じくACC所属のウェイクフォレスト大。ここまで4連勝の彼らがランキングに登場するのは2008年以来13年ぶりのことです

そして25位には前述の通りノースカロライナ州立大に敗れたクレムソン大が先週9位から大暴落。彼らがトップ10から脱落するのは2017年度シーズン以来のことであり、トップ10入り連続記録も97週でストップ。また2敗を喫したことで実質CFPレースからは脱落となり、彼らにとっては逆に未知の状況に陥っています。

ランキングから転落したチーム

一方最新ランキングにおいて圏外へ脱落してしまったチームも4つあります。

まずは先週14位だったアイオワ州立大。彼らは開幕時に全米8位につけていましたが先週ベイラー大に敗れてしまったことで2勝2敗となり当初の期待を大きく裏切る形となってしまいました。

先週18位のウィスコンシン大は先週ノートルダム大に敗れ同じく2敗目を喫しランク外へ転落。

先週21位のノースカロライナ大はジョージア工科大に45対22と惨敗。こちらもアイオワ州立大と同じく開幕前に10位と期待が高かっただけに9月の時点でこの戦績はなんともいただけません。

そして25位だったカンザス州立大も既にご紹介したとおりオクラホマ州立大に敗れ圏外へドロップアウト。先週ランクインしたときからすぐに落っこちてしまうのではないかと危惧していましたがまさにそれが的中してしまった形に。

9月最後に発表されたAPトップ25チームの顔ぶれですが、トップ5チームだけを見てもプレシーズンランキングと今週の最新ランキングの面子は大きく異なっています。

プレシーズン第5週目
1.アラバマ大1.アラバマ大
2.オクラホマ大2.ジョージア大
3.クレムソン大3.オレゴン大
4.オハイオ州立大4.ペンシルバニア州立大
5.ジョージア大5.アイオワ大

同じなのは首位のアラバマ大だけであとは順位が変わっているだけでなく顔ぶれも半分以上が入れ替わっています。毎年常に同じ名前ばかりが連なっていることを考えればこの状況はファンとしては非常に新鮮ですよね。しかも今週末の結果いかんではアラバマ大にも何が起こるかなんてわかりません。

オクラホマ大、クレムソン大、オハイオ州立大といった常勝チームがトップ5以内にいないというこの状況、一体何がそうさせているのか・・・。その分析も近いうちできたらいいなと思っております。

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