8月初旬から各地で始まったプレシーズンキャンプ。既に今月も半分を過ぎ、いよいよ2021年度シーズンの開幕の足音が近づいてきました。
そんな中注目されるのは開幕前にどのチームがどの位置にランクされるか、ということです。とどのつまりプレシーズンランキングは机上の空論に過ぎませんが、それでもスタート時の目安は必要なわけで、そして私を含めファンらはそのランキングの顔ぶれに一喜一憂させられるわけです。
全米ランキングは主に2つ。一つは選ばれたコーチらの投票によって決められる「コーチランキング」、そしてスポーツ記者らからなる投票者によって決められる「AP(アソシエイテッドプレス)ランキング」の2つがあります。コーチランキングは先週既に発表されており、当サイトのツイッターで紹介させていただきました。
65人のHCによる投票で決まるコーチランキングのプレシーズンランキングが発表されました。当サイトではAPランキングを採用していますが、そのプレシーズンランキングも似通ったものになるでしょう。 #アメフト
— Any Given Saturday (@ags_football1) August 10, 2021
1⃣アラバマ大
2⃣クレムソン大
3⃣オクラホマ大
4⃣オハイオ州立大
5⃣ジョージア大
当サイトでは基本的にランキングを記載する際にはこのコーチランキングではなくAPランキングを使用させていただいています。そしてそのAPランキングの開幕前のプレシーズンランキングがついに発表されましたのでそれをサクッと見ていきたいと思います。
1位:アラバマ大
昨年13勝0敗で見事に完全優勝を果たしたアラバマ大が今年も1位発進。昨年のメンバーからはかなりの人数がNFL入りしたり卒業したりしていなくなりましたが、ディフェンディングチャンピオンとしての高い評価の具合が伺えます。
2位:オクラホマ大
昨年尻上がりに調子を挙げたオクラホマ大。今年の目玉はハイズマントロフィー候補筆頭に挙げられているQBスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)です。
3位:クレムソン大
一世一代のQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence、現ジャクソンビルジャガーズ)を失いますが、彼の後継者であるDJ・ウイアンガラレイ(D.J. Uiagalelei)もかなり期待できるQBです。
4位:オハイオ州立大
昨年カレッジフットボールプレーオフ(CFP)決勝戦まで上り詰めたオハイオ州立大。その時のQBジャスティン・フィールズ(Justin Fields)の後継者次第では再び大舞台に戻ってくる可能性大。
5位:ジョージア大
アラバマ大に続くサウスイースタンカンファレンス(SEC)所属のジョージア大が5位に。今年はサザンカリフォルニア大からの転校生QBであるJ.T.ダニエルズ(J.T. Daniels)に注目が集まります。
6位:テキサスA&M大
同じくSEC出身のテキサスA&M大が6位と高順位に。「優勝請負人」ジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督指揮下で今年ついに大咲きするか?
7位:アイオワ州立大
若き闘将マット・キャンベル(Matt Campbell)監督が育て上げたアイオワ州立大はちょっと前までは弱小チームとして知られていました。彼らがプレシーズンとは言え7位にランクインされている事自体が奇跡です。
8位:シンシナティ大
昨年9勝1敗で「グループオブ5」所属ながら最後までCFPレースに絡んでいったシンシナティ大。今年の戦力はさほど落ちておらず、インディアナ大とノートルダム大との試合いかんでは再び嵐を呼び起こす可能性もあるかも。
9位:ノートルダム大
昨年限定でアトランティックコーストカンファレンス(ACC)に所属してCFPに出場したノートルダム大。今年は再び無所属/独立校に立ち戻りますが、彼らのスケジュールはかなりハード。果たして2年連続のCFP出場はあるのか?
10位:ノースカロライナ大
名将マック・ブラウン(Mack Brown)監督が就任して以来またたく間に力をつけてきたのがノースカロライナ大。今年はハイズマントロフィー受賞候補のQBサム・ハウエル(Sam Howell)に期待がかかります。
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