カレッジフットボール業界が巨大な産業化しているのは今に始まったことではありませんが、メディアとのディールが高騰することに比例してチームが手に入れられる報酬の額も過去では考えられないものになっています。アマチュアスポーツであるアメリカの大学アメフトチームが日本のプロスポーツに負けじと劣らないビジネスを展開しているのですから。
そんな中昨年度の全米チャンプであるアラバマ大が同年度にフットボール部関連の事業や報酬で稼ぎ出した総額が明らかになったという記事を見つけました。
アラバマ大の全てのスポーツを統括する体育局全体の歳入は1億7430万ドル(約180億円)だったそうですが、そのうちフットボールが稼ぎ出した額は1億390万ドル(約110億円)ということで圧倒的に彼らがアラバマ大の稼ぎ頭であることがわかります。実際には歳出を加味すると4590万ドル(約50億円)が手元に残った計算になりますが、それでもとんでもない額であることに変わりはありません。
その主な歳入源はテレビの放映権と商標権。そして3290万ドル(約35億円)分は寄付金だったそうです。ただ寄付金に対する課税のシステムが2018年度から変わるため、来年以降は寄付金からの収入額は大きく減少することが予想されています。
ちなみに2017年度の最高歳入額を記録したのは以前にもこのサイトでご紹介した通りテキサス大でその総額は2億1500万ドル(約250億円)だったそうです。
どちらもとんでもない額ですよね。