今シーズン4勝8敗と非常に残念な結果に終わったノートルダム大。ブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督のリーダーシップの質も問われることになった名門はシーズンが終わった後もさらに厳しい問題にぶち当たることになりました。
今季先発QBの座を担ったデショーン・カイザー(DeShone Kizer)はこの度来年度チームには戻らずNFL早期ドラフト入りすることを表明したのです。
2015年以来オフェンスのリーダーとしてチームを率いてきたカイザーは2年生時に2880パスヤードに21TDに10TD。パス成功率は62.9パーセントと先発初年度としては上出来のシーズンを送りました。今季は残念ながら去年ほどのパフォーマンスを見せることはできず、チームも共に失速。ただTDとINTの割合は26TDに9INTと昨年よりも上回りました。またカイザーは機動力系のQBとしても知られ、昨年は525ランヤードに10TD、今年は472ランヤードに9TDを記録しました。
これでノートルダム大は先発QBを失うことになったわけですが、それに先駆けてカイザーのバックアップでもあったマリク・ザイール(Malik Zaire)もノートルダム大から転校することを表明しており、一気にトップ2QBがチームをさることになってしまったのです。
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これにより来シーズン先発の座にもっとも近づいたのが元4つ星QBのブランドン・ウィンブッシュ(Brandon Wimbush)。先輩QBが一気にいなくなったことで彼に夢のチャンスが訪れることになりました。もっとも来年の新入生にその座を奪われる可能性もあるわけで(例えばアラバマ大のジャレン・ハーツとか)、ウィンブッシュもそれなりの競争を勝ち抜かなければならなくなるでしょう。