オハイオ州立大とミシガン大はカレッジフットボール界でも一、二を争うライバル関係にありますが、さらにアーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督とジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督という「キャラの立った」二人は水と油の間柄だと誰しもが疑わないでしょうが・・・。
米スポーツ専門局ESPNの殿堂入りブロードキャスターであるディック・ヴァイタル(Dick Vitale)氏が主催した小児がん撲滅のためのチャリティーイベントに参加した両氏はそこでなんとツーショット(厳密に言えばスリーショットですが)を、しかも笑顔で見せてくれました。
左からオハイオ州立大のマイヤー監督、ミシガン大のハーボー監督、ESPNのフォウラー氏
セルフィーをとったのは同じくESPNのブロードキャスターで、最近までカレッジフットボールのプリゲームショー「カレッジゲームデー(College Game Day)」の顔として活躍してきたクリス・フォウラー(Chris Fowler)氏です。彼のツイートには「いったい誰がハーボー(監督)とマイヤー(監督)が笑顔でセルフィーに収まると想像できましたか?!それもこれもディッキーVの素晴らしい今夜のイベントのおかげです!」と記されています。
このイベントでは昨年5歳で小児がんで亡くなった、ミシガン大の元ヘッドコーチ、ロイド・カー(Lloyd Carr)氏の孫であるチャド・カー君の話が紹介され、ヴァイタル氏の親友で同じくガンで亡くなった元ノースカロライナ州立大男子バスケ部コーチのジミー・ヴァルヴァノ氏によって立ちあげられた「V基金(V Foundation)」の協力を得て、20万ドル(約2200万円)の研究基金がチャド君の名前で寄付されました。
ちなみにこのイベントにはそのほかにも大勢の著名人が訪れ、この夜だけで合計280万ドル(約3億円)が寄付されたそうです。