ファーストレスポンダーボウル
ボストンカレッジvsボイジー州立大
マウンテンウエストカンファレンスの強豪・ボイジー州立大は今季最近8試合中7勝と好調を維持していますが、その唯一の黒星がフレズノ州立大とのカンファレンス優勝決定戦でした。それでも今季10勝3敗と二桁勝利を確保し、「グループオブ5」を代表するチームとして立派な存在感をしめしています。一方のボストンカレッジは開幕から好調を維持し一時は7勝2敗で久しぶりの全米ランクインを果たしました。が、ラスト3試合で3連敗と尻すぼみ。せっかく今季ボストンカレッジの名を世間に知らしめたのですから、このボウルゲームに勝ってぜひとも4連敗を阻止したいところ。
クイックレーンボウル
ミネソタ大vsジョージア工科大
今季6勝6敗のミネソタ大は決して大成功のシーズンを送ったとはいえませんが、少なくとも過去7年間で6度ボウルゲームに出場していることを考えれば今回クイックレーンボウルに出場できたことはそれなりの結果を残せた証だと言えます。その対戦相手のジョージア工科大はといえばボウルゲーム出場に関して言えば常連チーム。というのも1997年以来ボウルゲームに出れなかったのはたったの2度しか無いからです。
見どころはやはりこの試合で監督業から引退を表明しているポール・ジョンソン(Paul Johnson)監督が得意とするジョージア工科大のトリプルオプションオフェンス。今ではすっかり廃れたオフェンスとなったトリプルオプションですが、その数少ない使い手であるジョンソン監督が引退することになり、いよいよそれを拝めるのはサービスアカデミー(陸・空・海軍士官学校)とジョージアサザン大くらいになってしまいます。ジョンソン監督最後の勇姿を是非とも目に焼き付けたいところです。
チーズイットボウル
カリフォルニア大vsテキサスクリスチャン大
12月26日最後のボウルゲームはチーズイットボウルのカリフォルニア大vsテキサスクリスチャン大の一戦です。両チームはシーズン中にトップ25ランキング入りを果たしたことがありますが、それぞれがいい流れを維持できずに期待に添える活躍が出来たとは言い切れません。が、Pac-12(カリフォルニア大)とBig 12(テキサスクリスチャン大)同士の戦いは無視できないマッチアップです。
カリフォルニア大のディフェンスが全米16位でオフェンスが110位、そしてテキサスクリスチャン大のディフェンスが26位でオフェンスが91位であることからもディフェンスバトルとなること必死のこのゲーム。カリフォルニア大にとっては2015年以来のボウルゲーム勝利を狙うことになり、テキサスクリスチャン大にとっては残念に終わった今シーズンのせめてもの救いとしてこの試合に勝っておきたいところです。