カレッジフットボールにおいてチーム強化のためにはリクルーティングバトルを勝ち抜くことが必須条件です。より多くの才能ある高校生を確保できればそれが即戦力としても期待できますし、将来的にもチームに厚みを与えてくれるからです。
リクルートたちをどのように自分のチームに引き寄せるか・・・。それは様々な方法がありますが、その一つに彼らの度肝を抜くような施設を所持することにあります。「うちに来ればこんなにすごい施設を使うことができるんだよ」と甘い言葉をチラつかせることでリクルートのハートをゲットするわけです。
強豪と呼ばれるチームの多くはスタジアム、練習施設、ロッカールーム、ミーティングルームなどを改修もしくは新設して他校に負けないように切磋琢磨しています。もちろん直接的に恩恵を受けるのは在校生ですが、やはり主な目的はこれから入部してくるリクルートたちの気をひくためと見る方が正しいのではないでしょうか。
筆者は仕事柄それほど多くはないにしろ強豪と呼ばれるいくつかのチームの施設を幸運にも覗かせてもらう機会が過去に何度かありました。開いた口が塞がらないほどの施設を持つチームもありましたし、また実際に目にしなくてもメディアなどで見る限り全米中でこの「Facility War」が勃発していることはよく分かります。
そんな中、今まで見てきた中でも個人的に3本の指に入るといっても過言ではない施設を新たに加えたチームがあります。それはBig Tenカンファレンスのノースウエスタン大です。とにかく見てもらった方が手っ取り早いと思います。
.@NUFBFamily held their first and only practice before August this past Saturday in the new Ryan Fieldhouse – a flashbulb moment for @coachfitz51 and the Wildcats, and a sign of #B1G things to come from the #B1GCats program. Keep your eyes on @NorthwesternU this fall! #GoCats pic.twitter.com/hLdEsujrcm
— Perkins+Will Chicago (@perkinswill_CHI) April 9, 2018
Good morning. ☀️ #B1GCats pic.twitter.com/vBjRepSasi
— Northwestern Football (@NUFBFamily) April 10, 2018
📸: @perkinswill_CHI #B1GCats pic.twitter.com/qEr1RYzMQn
— Northwestern Football (@NUFBFamily) April 11, 2018
New home, same mission: One day better. pic.twitter.com/g0tJTQKHnP
— Northwestern Football (@NUFBFamily) April 8, 2018
ノースウエスタン大といえばBig Tenカンファレンス内だけでなく全米レベルで学問に秀でている大学です。大学の規模はそこまで大きくはなく、アスレティクスに関しても同カンファレンスのミシガン大やオハイオ州立大と比べるとバジェットやら何やら比べ物になるレベルではありませんでした。しかし今回彼らがキャンパスが隣接するミシガン湖岸に建設した屋内施設は超絶レベルです。多くの強豪チームが山の中やら何もない平野のど真ん中に位置していることを考えれば、このような立地条件があるというのはノースウエスタン大ならではといえそうです。
厳しい朝練もここで朝日を見ながらならば気が紛れるかもしれません(多少は笑)。