2017年度シーズンにFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)からFBS(フットボールボウルサブディビジョン)に昇格して初年度を送ったばかりのコースタルカロライナ大。2003年創部と非常に新しいチームですが、FCS時代には負け越したシーズンはたったの2度。FCS優勝こそないものの、カンファレンス(Big South)タイトルを8回、プレーオフには6度出場したことのあるFCSでは安定した成績を残してきたチームでした。
しかしFBS初年度となった昨シーズンは残念ながら3勝9敗と振るわず、FCSとFBSのレベルの差を見せつけられた形になりましたが、彼らが不調だったのはレベルの差だけが原因ではなかったのかもしれません。
というのもHCであるジョー・モグリア(Joe Moglia)監督が自身の健康上の理由で昨シーズン全体を通して不在だったからです。
【関連記事】コースタルカロライナ大のモグリア監督、今季休養へ
しかし先週モグリア監督は主治医からゴーサインを貰い現場に復帰。2018年度に向けてコースタルカロライナ大はモグリア体制で再出発です。
「今回こうして復帰できてスタッフやチームと再開できることに大変な喜びを感じています。チームを離れ毎日彼らに関われなかった日々はたいへん苦しいものでした。ただ2017年度シーズンからは非常に多くのことを学ぶことができたと思います。チームに合流した後は早急にリクルーティングの最終段階に向けて取り組んでいく予定です。そして2018年度シーズンに向けて始動していきたいと思います。」
モグリア監督は脱サラしてヘッドコーチになったという異色の人物ですが、2012年に監督に就任して以来初年度からカンファレンスタイトルを三連覇。プレーオフにも4度進出するなどし監督としての腕は確かです。後はFCSで鳴らしたその手腕がFBSでも通用するかどうか・・・。おそらくそれを楽しみにしているのはモグリア監督本人でしょうね。