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ネバダ大、ポリアン監督と決別へ

ネバダ大、ポリアン監督と決別へ

ネバダ大は先週末ネバダ州内のライバルであるUNLVを45対10で圧倒しましたが、残念ながらこの勝利ゲームがブライアン・ポリアン(Brian Polian)監督にとってネバダ大での最後のゲームとなってしまいました。

今季で4年目となったポリアン監督は今季5勝7敗と負け越しましたが、2014年度と2015年度はともに7勝6敗と勝ち越しシーズンを挙げました。フットボールでミッドメジャーとしてプレーするネバダ大にとっては十分な成績とも言えると思うのですが、大学側はポリアン監督と「双方の合意の上」決別することを決定したのです。もっともフットボール部の監督が引退でもしない限り合意の上に身を引くことは考えられませんからこれは実質解雇されたと考えるべきです。

過去4年間でポリアン監督率いるフットボール部は大学側が望むような試合結果を生み出すことはできませんでしたが、フットボール以外の面では各所で進歩が見られました。例えば学業の進歩の度合いを測るAPR(Academic Progress Rate)ではポリアン監督下チーム史上最高スコアを挙げ、チーム全体の平均成績評価点(GPA=Grade Point Average)でも3.0(4.0が最高点)以上を確保。また昨年LBジョーダン・ドブリッチ(Jordan Dobrich)が「学業でのハイズマントロフィー」とも言われる「キャンベルトロフィー」の最終候補にも選ばれました。トロフィー獲得には至らなかったものの、全米中のカレッジフットボーラーでも最終候補までたどり着いたのは12選手しかおらず、その功績は立派なものです。

「4年前ジョンソン大学長並びにネバダ大が私にこのチームの監督となるチャンスを与えていただいたことに感謝しています。個人としてはこの4年間でチームの強固な地盤を作り上げたと思っていますし、その思いは変わりません。残念ながら今季は望んでいたような勝ち星を挙げることができませんでした。全てのコーチたちがそうであるように、この仕事は(勝敗が関与する)ビジネスであること、そして成績がともわなければどうなるかは理解しております。」とポリアン監督は話しました。

勝利至上主義が横行する中、ネバダ大のような中堅チームも選手の人間形成よりも勝ち星を優先するようなトレンドに影響されていることが非常に残念です。もちろんみんな勝つためにプレーしているのですが。

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