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テキサス大新監督にヒューストン大のハーマン氏

テキサス大新監督にヒューストン大のハーマン氏

 

先ほどテキサス大チャーリー・ストロング(Charlie Strong)氏を解雇したと言うニュースを紹介しましたが、大学がストロング氏を解雇したその同日にすでにチームには新たなヘッドコーチが紹介されました。それがヒューストン大トム・ハーマン(Tom Herman)氏です。

【関連記事】テキサス大のストロング監督が解雇に

オハイオ州立大のオフェンシブコーディネーターで同チームの2014年度のナショナルタイトル獲りに大いに貢献した後2015年度シーズンにヒューストン大のヘッドコーチに就任。若干41歳と若きハーマン監督は就任一季目から13勝1敗といきなり結果を出し、既にこの時から全米中のトップチーム達の次期監督候補に挙げられていました。

今シーズンヒューストン大は一時は全米6位までランクされましたが、海軍士官学校にまさかの敗退を喰らうとしばらくは全米の表舞台から消えてしまいました。しかし全米5位のルイビル大を破る大金星を得ると再び彼の株が急上昇。テキサス大、ルイジアナ州立大ベイラー大などが彼に触手を伸ばしたと言う報道がなされた中、結果的にBig 12カンファレンスの名門・テキサス大の第30代目ヘッドコーチに就任することになったのでした。

「テキサス大はトム・ハーマン氏をチームの監督に迎えられた事に非常に興奮しています。彼のカレッジスポーツ、フットボール、学業の大事さ、そして学生アスリートを選手としてだけでなく一人の人間として育成させる事に対するビジョンに非常に感銘を受けました。ハーマン氏がカレッジフットボールに対して大きな情熱を持ち、スポーツとしてフットボールを大事にしているのは明らかですが、それにも増して彼の若い学生達をフットボールを通して立派な大人に成長する事に対しても情熱を持っている事が素晴らしいのです。これまでに裏打ちされた勝負師としての面、リクルーターとしての手腕、そして学生アスリートを育てる事に命をかけるハーマン氏ならテキサス大フットボール部を再びトップにのし挙げてくれるでしょう。」と話すのは体育局長のマイク・ペリン氏、並びに大学長のグレゴリー・フェンヴス氏です。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ハーマン氏とテキサス大は実は多少の繋がりがあり、1999年と2000年に彼はテキサス大で学生アシスタントコーチをしていたと言う過去があります。テキサスルサラン大というテキサス州の小さな大学でプレーしていたハーマン氏にとってテキサス大での学生コーチの経験はFBSレベルでの初仕事でした。その彼がチームを乗り換えながら昇進し続け、そしてついにテキサス大にその長として凱旋した訳です。

「テキサス大に戻ってくるという事は私や私の家族にとっては一つの大きな夢でありました。その夢を叶えることが出来たのもフェンブス学長ならびにペリン体育局長がその機会を与えてくれたおかげです。テキサス大フットボール部は今も昔もそしてこれからも全米トップレベルのプログラムであり、ナショナルチャンピオンになるべくしてプレーし続けることを義務づけられた、偉大なるチームです。テキサス州で旗艦大学とも言えるテキサス大のヘッドコーチにつける事に大変興奮しています。一刻も早くオースティンに赴いて学生アスリートとたちと共にチームの再建に着手したいと思っています。」とはハーマン氏。

ヒューストン大での2年間の戦績は22勝4敗。今季は前述の通り去年ほどの活躍を演出する事は叶いませんでしたが、これまでランクチーム相手に6勝0敗という勝負強さを見せました。

ストロング氏の去就が危ぶまれた早期からハーマン氏をテキサス大に、という声が多く聞かれましたがその願い通りチームはトップ候補を射止める事に成功しました。あとはハーマン氏がテキサス大を再び全米のスターダムに牽引することが出来るかどうかです。辛抱弱いテキサス大のブースターたちを喜ばせることが出来るか、お手並み拝見です。

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