数日前クリスマス明けにコネチカット大は今季3シーズン目を終えたばかりのボブ・ディアコ(Bob Diaco)氏と袂を分かつ決断を下しましたが、次期監督に過去1999年から2010年までコネチカット大で監督を務めたランディ・イーゼル(Randy Edsall)氏を復帰させる方向で話がまとまったようです。
元ノートルダム大ディフェンシブコーディネーターだったディアコ氏は2013年にコネチカット大監督に就任。以来3シーズンでのディアコ氏の通算成績は11勝26敗。今シーズンは3勝9敗と振るいませんでした。
過去に去っていった監督が再び古巣に戻ってくると言うケースはあまり聞きませんが、かつてFCSであったコネチカット大をFBSに押し上げ、それなりの成績を残したイーゼル氏であったからこそ実現した事なのでしょう。イーゼル氏のコネチカット大での通算戦績は74勝70敗。コネチカット大での手腕を買われ2011年からメリーランド大のヘッドコーチを務めましたが、そこでは振るわず昨年シーズン途中に解雇されてしまいました。今年はNFLデトロイトライオンズの一員としてチームに帯同しています(直接コーチングには関わっていません)。
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コネチカット大では大旨愛されたキャラクターでしたが、一方でメリーランド大という上場チームへ鞍替えした際、そのことを選手やスタッフに直接伝えず、フィエスタボウル後にそのままメリーランド大へ去っていった事が批判の対象になりました。そのことをまだ根に持つ卒業生やファンは居るようで、そのことはイーゼル氏も承知しているようでした。
「振り返ってみればあの時もっと別の方法でコネチカット大を去るべきでした。あの時の私の行動を認めないファンや卒業生達が居る事は大変理解出来る事です。それを許してもらうには時間がかかるのも分かっています。私はコネチカット大で素晴らしい思い出を作りました。ファンの皆さんにもあの頃の記憶がまだ良いものである事を願っています。私のミッションは現在傾いたコネチカット大をあの頃のような強いチームに再び作り上げる事です。ファンの皆さんにも我々とともにその復活への道を歩んで頂きたいです。」とイーゼル氏は話しました。
フットボールは生き物のようですから、年を追うごとに様々なことが変化しています。昔活躍したコーチが来たからと言っていきなり強くなるほど甘くはないとは思いますが、コネチカット大としてはフットボール部に大きく貢献してくれたイーゼル氏に再び指揮を預けたいと思う気持ちも分かります。イーゼル氏のコネチカット大での第2章はいかほどになるでしょうか?