丁度先日アラバマ大を倒し悲願のナショナルタイトルを獲得したクレムソン大。そのクレムソン大を指揮するダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督はこの度その功績を讃えられ、ポール・ベアー・ブライアント賞を受賞することになりました。
最優秀監督賞でもあるこのポール・ベアー・ブライアント賞はAP(アソシエイトプレス)が定める最優秀監督賞とは異なるもので、全てのシーズンが終了した後に発表されるものです(APの最優秀監督賞はコロラド大のマイク・マッキンタイヤー監督が獲得)。昨年もこの賞を獲得したスウィニー監督にとっては2年連続受賞という快挙になったわけです。これはブライアント賞史上初のことです。そして2度目の獲得というのは当時ボイジー州立大の監督だったクリス・ピーターセン(Chris Petersen/現ワシントン大監督)に続き2人目の事となりました。
スウィニー監督の他にノミネートされた監督はニック・セイバン(Nick Saban/アラバマ大)、ポール・クライスト(Paul Chryst/ウィスコンシン大)、P.J.フレック(P.J. Fleck/ウエスタンミシガン大)、ジェームス・フランクリン(James Franklin/ペンシルバニア州立大)、クレイ・ヘルトン(Clay Helton/サザンカリフォルニア大)、ダナ・ホルゴーセン(Dana Holgorsen/ウエストバージニア大)、マイク・マッキンタイヤー(Mike MacIntyre/コロラド大)、ボブ・ストゥープス(Bob Stoops/オクラホマ大)らが名を連ねました。
ポール・ベアー・ブライアント賞はアラバマ大の他テキサスA&M大、ケンタッキー大でヘッドコーチを務めたレジェンド、ポール・ベアー・ブライアント(Paul “Bear” Bryant)氏の栄誉を称え創設された賞です。スウィニー氏は元々アラバマ大出身選手、しかもスカラシップではなくウォークオンとしてチームに入部した身でありながら、現在こうしてアラバマ大のレジェンドの冠がついた賞を受賞するというのはスウィニー監督にしてみれば感無量でしょう。