オレゴン大WRデヴォン・アレン(Devon Allen)のリオでの暑い夏が終わりました。
アレンがアメリカ代表の110メートルハードル選手として出場しているリオ五輪ですが、予選を通過し準決勝へ進出したアレンはそこでも快足を見せ、予選タイムを上回る記録で見事決勝レースへ駒を進めました。
そして決勝レースでも素晴らしい走りを見せ、結果5位でゴールラインを通過。3位のスペイン代表オーランド・オルテガ選手に僅か0.07秒という差でメダル獲得を逃しました。
決勝で快走を見せるアレン
表彰台に登れはしませんでしたが、初めての五輪、しかもシード無しで予選から勝ち上がった事を考えれば彼の成績は称賛に値するものだと思います。
アレンは閉会式までリオに留まり、そのまま帰国してすぐにオレゴン大に合流することになります。チームでも主力WRであるアレンはチームの誇りであることは間違いありません。
ちなみにアレンはハードラーとしてのキャリアをこのまま終わらせるつもりも、NFLでのプロ選手としての夢を終わらせるつもりもないということ。
陸上選手としてトレーニングに集中するには多くの選手がプロとなるのが主流ですが、そうなるとカレッジスポーツのプレー資格が奪われてしまう恐れがあります。しかしアレンはプロハードラーとして活動しつつ、オレゴン大でフットボールを続ける可能性を探していると言う事です。
「靴のスポンサーがつかなければ、プロ陸上選手として活動しながらカレッジフットボールもプレー出来るはずです。そうすれば賞金がかかったレースで勝ってもその賞金を受け取ることが出来ると言う事です。ただそのレースでオレゴン大のユニフォームを着るか、無地のTシャツを着るかは分かりませんが。」とアレンはリポーターに話しました。
「現在二つのスポーツを掛け持ちしているのは走り幅跳びのアメリカ代表選手でありバッファロービルズのWRでもあるマーキース・グッドマンぐらいです。でも僕個人としてはハードルとフットボールを同時にこなしていく事は可能だと思っています。オレゴン大ではもう1シーズンプレー資格が残されています。それが終わった後に将来の身の振り方を決めたいです。」と将来の夢を語ってくれました。