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エクストラポイント〜第5週目〜

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A Letter from Derek Jeter

ウィスコンシン大との決戦を控えていたミシガン大の選手達に試合直前のロッカールームで嬉しいサプライズプレゼントが待っていました。それは元ニューヨークヤンキースのトッププレーヤーで昨シーズン後引退したデレク・ジーター(Derek Jeter)からの手紙でした。

以下がその手紙の要約です。

「ミシガン大とジョーダンブランドの強固なパートナーシップを体現する為に、今回私たちは「RE2PECT IS EARNED」というメッセージ入りのTシャツを君たちの今週末の試合に向けて作りました。この意味は君たちに何か偉業を成し遂げる為には毎日常に謙虚に、でもハングリー精神を忘れないようにという私から君たちへの挑戦の意味が込められています。

「君たちにとって大事な事の中の一つとして試合を大事にするということが挙げられます。それはそこにたどり着くまでのプロセス、トレーニング、日々の努力、物事の詳細まで注意を払う事、君たちのコーチ、もしくは君たちに成功して欲しいと願っている人たちに敬意を払う事でのみ成すことが出来ることです。君たちは毎日大変な努力を行い、自分自身や対戦相手をだますような事はしないはずです。そのような事を続ける事で自分たちがチャンピオンと呼ばれることに相応しくなり、それその結果周りの人たちからリスペクトされるようになるのです。

「試合を行う上で尊敬(RE2PECT)する事を忘れずにいることはチャンピオンとよばれるものにとって何よりも大事な事であり、そのリスペクトを勝ち取ることはどんな偉業よりも素晴らしいことです。

「GO BLUE、そして今週末の勝利を祈っています!」

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ジョーダンブランドのアンバサダーでありミシガン大フットボールの大ファンであるジター氏が選手達に向けた手紙は選手それぞれのロッカーに試合前に置かれていたそうです。これに奮起したのかミシガン大は見事ウィスコンシン大を倒しました。ちなみに「RE2PECT」の綴りの数字の「2」は誤字ではなくジーター氏の現役時代の背番号をもじっているのです。


What is this formation?!

今季のカレッジフットボールをオフシーズンからフォローしている方ならばミシガン大ジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督がどれだけ変わり者かご存知のことと思います。春季トレーニングをフロリダ州で行ったり、全米各地をサテライトキャンプという名目で行脚したり、歯に衣着せぬ言いっぷりで世間を騒がせたりしてきました。そんなハーボー監督は先週のウィスコンシン大戦でいままで見た事がないヘンテコなフォーメーションを見せてくれました。

【関連記事】ハーボー監督に関する記事一覧

第1Qミシガン大がウィスコンシン大陣内6ヤードラインまで攻め込み、2nd & 2ヤードとなった時点でミシガン大はなんと10人が1列に並ぶ、言うならば「10-men I-Formation」を組んだのです。もちろんこのままプレーする事は無く、ほどなく典型的なショートヤードフォーメーションに変更したわけですが、このアイデアが面白い!

ウィスコンシン大ディフェスを攪乱させるのが目的と思われる奇抜なフォーメーションでしたが、このプレーで見事5ヤード獲得してファーストダウンをゲット。そしてその直後のプレーでミシガン大はTDを得ることが出来たので結果的にこのフォーメーションは功を奏したことになります。何度も使える手ではないでしょうがいろいろ楽しませてくれるハーボー監督です。

I gotta go!

テキサス大のヘッドコーチで現在米スポーツ専門局ESPNでカレッジフットボールの試合の解説をしているマック・ブラウン(Mack Brown)氏。先週は金曜日にブリガムヤング大トレド大の試合を担当していましたが、第4Q残りまだ10分というところで解説ブースをあとにしました。理由は飛行機に時間に遅れるから、だったそうです。

ESPNのヘッドクォーターがあるコネチカット州ブリストールに戻るためだったそうですが、いくらなんでも試合がまだ終わっていないのに...。このフライトをブッキングした人物にも大いに問題があると思いますが。

ちなみにこの試合は55対53でブリガムヤング大が勝つという非常にハイスコアで見応えのあるゲームとなりましたが、当然ブラウン氏は飛行場へ移動中だったためこのエンディングを見守ることはできませんでした。

Ouch!

デューク大バージニア大との試合で今季一番見るに耐えないQBサックが起こりました。

デューク大QBダニエル・ジョーンズ(Daniel Jones)は自陣エンドゾーンでオープンWRを探していましたが、彼のブラインドサイドから忍び寄るバージニア大LBジョーダン・マック(Jordan Mack)の存在に気づかず、モロにマックからのタックルを喰らってしまったのです。

本当に痛そうです...。ポケット内ではもう少し気をつけないと。このサックでジョーンズはエンドゾーンでファンブルを犯しバージニア大にリカバーされ失点してしまいました。そして試合の方も結局デューク大が34対20でバージニア大に敗退。まさにジョーンズにしてみれば「痛い」敗戦となった訳です。

Coach Strong’s Future

先週オクラホマ州立大に敗れ2勝2敗となったテキサス大。常にナショナルタイトルを狙う事を定められたチームなだけにヘッドコーチのチャーリー・ストロング(Charlie Strong)が背負うものは非常に大きいのですが、期待が大きいだけにそれに応えられないと批判の雨嵐がストロング監督に降り掛かります。今回のオクラホマ州立大戦での敗戦のせいでストロング監督のクビもいよいよ危ないかと思われましたが、とりあえず大学側はシーズン中にストロング監督を解雇する事は無い意向だということが明らかになりました。

ただ逆にいえば相当今後いい成績を残さない限りシーズン後にストロング監督のヘッドコーチとしての椅子が用意されているかどうかは分からない、ともとれます。匿名のチーム関係者の話と言う事ですからどこまで本当か分かりませんが、コーチが解雇されると言うニュースほど寂しいものは無いので、なんとかテキサス大には今後勝ち進んでもらってストロング監督に続投してもらいたいものです。ちなみに苦戦するディフェンスを見かねたのか、今後ディフェンスのプレーコールはストロング監督自らが行うということです。もともと凄腕のディフェンシブコーディネーターとして知られていたストロング監督ですからこの変更が実を結ぶといいのですが。

Totally Unnecessary

先週このサイトでも紹介した、ペンシルバニア州立大の巨漢キッカー、ジョーイ・ジュリアス(Joey Julius)。彼を有名にしたのはそのキッカーとは思えないような巨漢で相手選手を吹き飛ばすパワフルタックルです。

【関連記事】That Kicker can Tackle!

しかし先週末のミネソタ大戦ではこれまでのジュリアスのタックルを見たミネソタ大の選手が彼に一泡吹かせてやろうと思ったのか、無防備なジュリアスに不必要なタックルをお見舞いしたのです。

この「蛮行」に至までには動画でも分かるように布石があったようですが、いくら巨漢だと言っても相手はキッカーなのです。彼にタックルをお見舞いしたジェイレン・ウォーターズ(Jaylen Waters)はこのプレーの結果一発退場処分を受けてしまいました。

Beaver Stadium Searched

そのジュリアスが所属するペンステートですが、試合前何物かにスタジアムが何らかの攻撃の対象になるという恐れがあるという情報が流れ、警察によってスタジアムが閉鎖され念入りにセキュリティーチェエクが入ると言う事態がありました。

ペンステートのホーム、ビーバースタジアム(Beaver Stadium)は全米で2番目に大きいスタジアムで10万6572人収容可能なビッグスタジアムです。このスタジアムを全てチェックするのは大変な労力だった事でしょうが、そのかいあってスタジアムに怪しいものは見当たらず無事その後試合が行われたと言う事です。

No Guard, Just Score!

ノートルダム大シラキュース大の試合はファイナルスコアが55対30とノートルダム大が勝ちましたが、総得点が85点とどちらもディフェンス無しの打ち合いとなったのでした。

しかしこの試合の何が凄いかと言うと、何と試合開始後5分間の間に両チーム合わせて36点もスコアボードに刻まれていった事です。

まずはノートルダム大が試合開始後最初のプレーでQBデショーン・カイザー(DeShone Kizer)が79ヤードのTDパスを決めたところから始まります。返しのシラキュース大の攻撃は2分弱で75ヤードのドライブを敢行し8プレー後にTDを奪い返します。しかしエクストラポイントのFGがブロックされるとそれをノートルダム大ディフェンスがリカバーし一気に反対側のエンドゾーンへ。ノートルダム大がこれで2点を獲得しスコアは9対6に。

すると負けじとノートルダム大はその後の攻撃のこれまた最初のプレーでカイザーが67ヤードTDパスを決めスコアは16対6に。この時点でカイザーは既にパス2投中2本とも成功させそれがどちらもTDとなり、パスヤードは既にたった2プレーで146ヤードとなっていました。

続くシラキュース大の攻撃ではノートルダム大が2度もオフサイドのファールを犯し、それをすかさず利用したQBエリック・ダンジー(Eric Dungey)が72ヤードTDパスを成功させ16対13となります。

そしてシラキュース大のキックオフで試合再開となりましたが、ノートルダム大のC.J. サンダース(C.J. Sanders)が93ヤードのキックオフリターンを相手エンドゾーンまで運び再びTD。これでスコアは23対13となり合計36点をお互いが試合開始後5分以内に取り合ったことになります。

ディフェンスがいるようで全くいないのと変わらないほどのこの試合展開。誰がディフェンシブコーディネーターなんて必要なのでしょう?

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