オクラホマ州立大 (10勝3敗) |
3 | 14 | 14 | 7 | 38 |
コロラド大 (10勝4敗) |
0 | 0 | 0 | 8 | 8 |
全米10位のコロラド大と同12位のオクラホマ州立大との好カードとなったアラモボウルでしたが、オクラホマ州立大がコロラド大に大勝するという予想以上の圧倒ゲームとなってしまいました。
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オクラホマ州立大QBメイソン・ルドルフ(Mason Rudolph)の3TDを含む314パスヤードというパフォーマンスを見せ、WRジェームス・ワシントン(James Washington)はルドルフから一人で171レシーブヤードを決め、極めつけにルドルフはフェイクプレーでクリス・カーソン(Chris Carson)からの24ヤードレシーブTDも決めコロラド大ディフェンスを蹂躙。ワシントンの圧倒的プレーはゲームが終盤に差し掛かるまでコロラド大のトータルオフェンシブヤードよりも上回るという状況を作るまでに至りました。
コロラド大はQBセフォ・リウファウ(Sefo Liufau)が怪我で途中退場した事も祟ってオフェンス陣はコロラド大に対し何一つすることが出来ず、第4Qに入るまで31対0というため息の出るスコアに終始。彼らの唯一の得点は試合終了5分前ほどにRBフィリップ・リンゼイ(Phillip Lindsay)のランTDと怪我からフィールドに戻ってきたリウファウの2ポイントコンバージョンパスで8点を挙げたのみ。辛くも完封負けは逃れましたが、オクラホマ州立大に手も足も出なかった事には変わりありませんでした。
この勝利でおそらくオクラホマ州立大はファイナルランキングでトップ10入りを果たすものと見られます。ルドルフ、ワシントン両人とも来季もオクラホマ州立大でプレーする事になっており、これは来季に向けてマイク・ガンディ(Mike Gundy)監督にとっては朗報と言えます。
一方コロラド大は先にディフェンシブコーディネーターのジム・レヴィット(Jim Leavitt)氏がオレゴン大に去る事が決まっており、その後釜を捜さなければなりません。今季のコロラド大の快進撃を陰から支えたレヴィット氏の損失は痛手と言えますから、彼に代わる敏腕コーディネーターを射止めるのが最重要課題です。またQBリウファウも卒業するため来季は新たなQBを据えることになります。マイク・マッキンタイヤー(Mike MacIntyre)監督は年間最優秀監督にも選ばれるなどコロラド大の躍進に一役も二役も買いましたが、このシーズンが「まぐれ」とか「一発屋」だとか言われない為にも来季もこの流れをさらに強いものにしたいところ。どちらにしても今は大成功となった今シーズンの余韻に浸るのもいいかと思います。
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