プレシーズンキャンプが各地で開催される中、いよいよシーズンが始まる感じが高まっていますが、各ウェブサイトでもプレシーズンの分析が今後どんどん加熱していことでしょう。一方でラスベガスのオッズメーカーたちも今シーズンの行く末を彼らのやり方で占い始めています。そんな中、スポーツオッズメーカーの一つであるウエストゲートはアラバマ大に関して今季は10勝以上しないという、最近ではあまり考えられない予想を立てました。
ニック・セイバン(Nick Saban)監督がチームを継承して以来一桁勝利に終わったシーズンは彼の初年度となる2007年以来(7勝6敗)。それを考えると大変思い切ったオッズに思えますが・・・。
ただこの一桁勝利に終わるというのはレギュラーシーズンのみということで、カンファレンスタイトルゲームならびにプレーオフ(最大2試合)は含まれないということです。そうなると最後にアラバマ大がレギュラーシーズンに二桁勝利できなかったのは2010年ということになります(9勝3敗)。にしても前年度ナショナルチャンピオンが翌年のレギュラーシーズンに3敗するという予想は普通の人なら目を疑いたくなるものです。
その根拠を探してみると、初戦にサザンカリフォルニア大とのバトル、そしてその後もミシシッピ大やルイジアナ州立大などの強豪チームとの対戦があるといえばありますが、これは毎年のことであり、ミシシッピ大に今の所2連敗しているとはいえ、3敗するということはウエストゲートはアラバマ大は今季は再建の年という風に捉えているということでしょうか。
にわかに信じられないオッズではありますが、他のチームのオッズを見るとクレムソン大とボイジー州立大の2チームのみがレギュラーシーズンで二桁勝利を挙げるという予想も立てていますので、彼らのオッズメーキングは一般的に辛口だと言えるのかもしれません。