まだ西海岸の試合が数試合行われていますが、今週末のカレッジフットボール第11週目は波乱に満ちた週末となりました。
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今週末まで無敗チームは5チーム。そのうち4チームはCFPランキングの上位4チームでした。そして土曜日深夜現在、その4チームのうち3チームに土がついてしまったのです。
全米2位のクレムソン大はピッツバーグ大に試合終了間際にFGを決められ逆転負け。3位のミシガン大もアイオワ大にFGで逆転負け。そして4位のワシントン大はサザンカリフォルニア大に今季初黒星を喫してしまいました。全米2位、3位、4位のチームが同時に敗れるというのは1985年以来(2位のミシガン大が1位のアイオワ大に、3位のオクラホマ大がマイアミ大に、4位のアーカンソー大がテキサス大にそれぞれ敗戦)ということで、当然ながら新たに発表されるCFPランキングで大いに影響を及ぼすことになるでしょう。
その他にも8位のテキサスA&M大がミシシッピ大に、9位のアーバン大がジョージア大に、14位のバージニア工科大がジョージア工科大に、17位のノースカロライナ大がデューク大にそれぞれ負けると言う波乱づくしの週末となってしまいました。
ついでと言っては何ですが、NCAA3部の強豪・マウントユニオンがジョン・キャロル大に敗れたのですが、この敗戦はマウントユニオンにとっては連勝記録が112勝で途切れると言う一大事でした。3部では敵無しだったマウントユニオンは1994年以来222勝1敗というとんでもない記録を保持していました。この間1994年から2005年まで110連勝を飾り、2005年シーズンにオハイオノーザン大に敗れた後再び連勝記録を樹立し続け今回ジョン・キャロル大に敗れるまで112連勝を飾っていたのです。またマウントユニオンのこの敗戦は彼らのホームゲームだったのですが、ホーム連勝記録も98勝で途絶えてしまいました。彼らがホームで敗れるのは実に24年振り。それだけ彼らがNCAA3部で圧倒的強さを誇っていたのかが伺えます。3部の界隈ではドナルド・トランプが大統領選を勝ち抜いた事以上に驚くべきニュースかも知れません(苦笑)。