先日ジョージア大ヘッドコーチ、カービー・スマート(Kirby Smart)監督は今シーズン終了後NFLドラフト入りが噂された4選手が来年もチームに残ることになったと発表しました。このうちの2人はRBニック・チャブ(Nick Chubb)とソニー・ミシェル(Sony Michel)です。
チャブとミシェルのコンビは全米でもトップクラスのツインターワー。今季チャブは7TDを含む988ラッシュヤード、ミシェルは3TDを含む753ラッシュヤードを記録するなどし活躍。特にチャブは昨年膝に大怪我を負い選手生命も危ぶまれたほどでしたが、それを考えると数字自体は期待されたほどのものを残せませんでしたが、大きな怪我も無くシーズンを乗り越えられたのは朗報でした。特にミシェルという非常にタレント性のあるRBが控えているのにも関わらず先発の座を守り切れた事自体が驚きでした。
専門家の目ではチャブやミシェルはプロでも通用する能力を持っていると思われていた為、両人ともチームに残る事を決めたこともまた驚きでしたが、2017年度のドラフトではルイジアナ州立大のレナード・フォーネット(Leonard Fournette)、スタンフォード大のクリスチャン・マカフリー(Christian McCaffrey)、フロリダ州立大のダルヴィン・クック(Dalvin Cook)、テキサス大のドンタ・フォアマン(D’Onta Foreman)などRB豊作の年となりそうなので、チャブとミシェルはこの激戦区に飛び込んでいくよりも今年のドラフトはスキップして来年もジョージア大でプレーしいいところを見せた方がプロでのチャンスが広がるだろうと画策していると分析する人物もあるようです。
いずれにしても今季初采配をふるい、思うようなシーズンを送ることが出来なったスマート監督にとってチャブとミシェルが来季もチームに戻ってくるという話は少し早めのクリスマスプレゼントといったところでしょうか。ちなみにLBロレンゾ・カーター(Lorenzo Carter)と同じくLBのダヴィン・ベラミー(Davin Bellamy)もチャブとミシェルに感化されてかチームに残る事を決めたようです。