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驚天動地【2020年度第15週目レビュー】

驚天動地【2020年度第15週目レビュー】

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ピッツバーグ大34、ジョージア工科大20

ACC(アトランティックコーストカンファレンス)所属チーム同士のなったこの試合はピッツバーグ大ジョージア工科大に勝利して見事ピッツバーグ大が勝ち越しシーズンを確保。しかしこの試合ではヒートアップした選手たちが小競り合いを起こすというチッピーな試合になっていました。そして試合終了後ピッツバーグ大のパット・ナドゥージPat Narduzzi)はフィールド中央でジョージア工科大のジェフ・コリンズ(Geoff Collins)監督に近寄り健闘を称える握手を求めるも・・・。

試合後のインタビューでナドゥージ監督は激励の言葉をかけるも「Baloney」(何を馬鹿げたことを、というような意味)という言葉を返され立ち去られたのだとか。一方のコリンズ監督は「何をいったのか覚えていない」と誤魔化し、握手を拒否したように見えたのも「チームの元へ行くことが先決だった」と握手を拒否したわけではないと弁明。

しかしビデオを見る限り明らかにコリンズ監督は手を振り払っていますからね・・・。

ミネソタ大24、ネブラスカ大17

新型コロナウイルスの影響で33人の選手が出場不可能となっていたミネソタ大ですが、この不利を跳ね飛ばしてネブラスカ大を1TDで抑え勝利。開幕時にはランキングされていたミネソタ大は開幕後4試合で1勝3敗とBig Tenカンファレンスでもがっかりさせられたチームであり、またコロナに振り回されて3週間ぶりの試合にも関わらず白星を飾ることができました。来週のウィスコンシン大戦に勝てば4勝3敗で勝ち越しです。

アリゾナ州立大70、アリゾナ大7

テリトリアル・カップ」をかけて争われるこのライバリーゲームはこのスコアが示すとおりアリゾナ州立大の圧勝。今季これがたった3試合目だったアリゾナ州立大の鬱憤が晴れた試合になりました。

またこの試合ではアリゾナ州立大の中国人選手、ジャクソン・ヒ(Jackson He)がTDを記録。これは中国生まれの選手として初のFBSレベルでのTD獲得という偉業となりました。

またこの大敗の翌日、アリゾナ大はケヴィン・サムリン(Kevin Sumlin)監督を解雇。3年間で9勝20敗で今季もここまで0勝5敗では致し方ないところ。

テネシー大42、ヴァンダービルト大17

この試合ではヴァンダービルト大の女性キッカーであるサラ・フラー(Sarah Fuller)さんがミズーリ大戦に続き再び登場。ミズーリ大戦ではキックオフ時に登場して女性として「パワー5」ゲームに出場した初の選手となりました。そしてこのテネシー大戦では第1QにTD後のPATフィールドゴールに登場。これを見事に決めて今度は「パワー5」戦で初めて得点を記録した女性選手となったのでした。

しかもフラーさんが蹴ったボールゲームを審判の一人がわざわざ彼女に届けるという嬉しい心意気。このボールは一生フラーさんの宝物になるでしょうね。

アラバマ大バーミンガム校21、ライス大16

アラバマ大バーミンガム校(UAB)は前半ライス大に13対7とリードされるも、第3QにQBタイラー・ジョンソン(Tyler Johnson III)の2つのTDで逆転。そのまま逃げ切って勝利しカンファレンスUSAの西地区優勝を決めました。これで今週末タイトルをかけて東地区代表のマーシャル大と激突します。

ボール州立大30、ウエスタンミシガン大27

勝ったほうがミッドアメリカンカンファレンス(MAC)西地区を制してカンファレンスタイトルゲームに駒を進めることができたのこの試合、ハイライトはまさにゲームのファイナルプレーにおきました。

ボール州立大が残り30秒で勝ち越しのFGを決めてスコアを30対27とします。最後のチャンスとなったウエスタンミシガン大は自陣49ヤードラインから決死のラテラルパスで逆転を狙いますが・・・。

選手が出てきてしまうシーンは1982年のカリフォルニア大とスタンフォード大の「The Play」を彷彿とさせますね。

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