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ワシントン大がアディダスに鞍替え

ワシントン大がアディダスに鞍替え

過去20年間大手スポーツブランドであるナイキ(Nike)と契約を結んできたワシントン大ですが、今回彼らはナイキとの蜜月関係を解消してアディダス(Adidas)に乗り換えることになったそうです。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

新たなアディダスとの業務契約は今後10年間でワシントン大が総額1億1900万ドル(約127億円!)をアディダスから受け取るということらしいですが、これは大学スポーツとスポーツ用品メーカーの契約金としてはトップ10に入る巨額のものとなります。

2019年の夏から施行される契約ということですが、その内訳は1年間にキャッシュで527万ドル(約5.6億円)、スポーツ用具で総額558万ドル(約6億円)、そしてマーケティング関連で総額110万ドル(約117億円)がワシントン大の懐に入り込んでくる計算になります。

これまでナイキはミシガン大テキサス大と超ド級の独占契約を結んできましたが、近年クリス・ピーターセン(Chris Petersen)監督就任以来着実に力をつけてきている、Pac-12カンファレンス所属のワシントン大をライバル(と言っても市場はナイキが半分以上を占めていますが)のアディダスに奪われたのは、ナイキにとっては面子丸潰れとまではいかなくても、少々の痛手となったのではないでしょうか。

特にナイキが同じPac-12北地区でライバルチームでもあるオレゴン大をフルサポートしていることを考えるとチーム同士のライバル関係だけでなく彼らをサポートしているメーカー同士の火花を散らすファイトの存在も垣間見えそうです。

実際アディダスがワシントン大にオファーした総額がナイキがワシントン大にオファーした額よりも2000万ドル(約21億円)も多かったそうで、もしこれを上回る額をナイキがワシントン大に提示するとなると、自身とオレゴン大とのディールをはるかに上回ることになり、オレゴン大をフルサポートしているナイキにとってそれは不可能な出来事であったという裏があります。

つまりナイキはビジネスの面でワシントン大を引き止めるよりも、オレゴン大との関係(ナイキにとってオレゴン大がワシントン大よりも重要であるということ)を維持するの方が重要だったということになります。

ちなみになぜこんなにもオレゴン大がナイキに贔屓にされているかというと、ナイキの創設者であるフィル・ナイト(Phil Knight)氏がオレゴン大の卒業生であるからなのです。

それにしてもこういうスポーツメーカーとカレッジフットボールチームの巨額の契約のニュースを見るたびに改めてプロでもないアマチュアの大学スポーツ界においてカレッジフットボールが巨大なビジネスマーケットなのだと思い知らされます。

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