昨年ミシガン大はスポーツブランドのナイキの派生ブランドである、ジョーダンブランドとギアの提携を結びました。ジョーダンブランドは名前からも分かるようにアメリカプロバスケ(NBA)の元スーパースターですでに殿堂入りを果たしているマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏のブランドです。主にバスケットボールチームで使用されていたジョーダンブランドでしたが、ミシガン大フットボール部がアメフトチームとして初めてジョーダンブランドを纏ったチームとなったのでした。そして今回これに追随するチームが現れました。ノースカロライナ大です。
ノースカロライナ大がジョーダンブランドを身に付けるのは実はミシガン大がそうするよりもしっくりくる話です。というのもジョーダン氏は大学時代バスケットボールをノースカロライナ大でプレーしていたからです。
先日行われたノースカロライナ大の男子バスケットボールの試合、バスケ界でも最大級のライバリーであるデューク大との大舞台でのハーフタイムにこのニュースが発表されました。その場にはジョーダン氏本人も登場し、アリーナはスタンディングオベーションで彼らの偉大なる卒業生を出迎えたということです。
この試合ではフットボール部のラリー・フェドラ(Larry Fedora)監督の姿も見られたということですが、この発表がある前からジョーダンブランドのロゴ(ジョーダン氏をモチーフにした「ジャンプマン」ロゴ)が刺繍されたポロシャツを着ていたとのこと。彼の姿を見た感のいい人なら「ひょっとしたら・・・」と思っていたかもしれません。
ジョーダンブランドを使用するフットボールチームとしては、ノースカロライナ大はミシガン大に次ぎ全米で2校目となります。バスケのブランドがフットボールのユニフォームに使われるのはまだ見慣れませんが、人と違うことをしたがるジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督率いるミシガン大、そしてジョーダン氏の母校であるノースカロライナ大であればまだ違和感はないかもしれません。