スーパーボウルの組み合わせが決まっていよいよNFLのシーズンも大詰めとなり世間の話題はニューイングランドペイトリオッツとロサンゼルスラムズとのマッチアップの話(あとはセインツとラムズ戦での疑惑のNo Callの話とかも)で盛り上がっていますが、一方でプレーオフが始まってから(というかもっと遡ればここ数年のことでもありますが)ピッツバーグスティーラーズ所属のスターWRアントニオ・ブラウン(Antonio Brown)の一挙手一投足に注目が集まっています。
彼の才能は誰もが認めるところですが、フィールド外での話題のほうが最近では先行してしまって、一体来季もスティーラーズの一員として戻ってくるのかどうか・・・というのが注目の的になっていますよね。(追記:後にオークランドレイダーズに完全移籍しました)
そういった感じでポジティブなイメージが薄らいでいるブラウンですが、彼はこの度自身の母校であるセントラルミシガン大に太っ腹なギフトを贈呈しました。
セントラルミシガン大時代のアントニオ・ブラウン
それはサイドラインに置かれるための温感ベンチ。NFLでも使われている代物で、ブラウンはこの度母校に総額10万5千ドル(1ドル100円計算で約1000万円)相当のベンチを寄贈したのです。
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セントラルミシガン大はその名の通りミシガン州に所在しており、シーズン後半の11月には非常に寒くなります。そんな状況を少しでも和らげてあげようと、ブラウン先輩が後輩たちに暖かなプレゼントを贈ったわけです。
セントラルミシガン大は今年から元フロリダ大監督のジム・マクエルウェイン(Jim McElwain)監督が率いることになっています。フロリダ大では2015年と2016年にSEC東地区を制するも、2017年度に3勝4敗となったところでシーズン途中ながら解雇処分に。昨年はミシガン大のWRコーチに就任していましたが、シーズン後にセントラルミシガン大にやってきたのです。セントラルミシガン大としては久しぶりにメジャーチームでの監督経験者がやってくるということで期待度は高まっています。
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そんなチームの新体制に期待を寄せるのは卒業生であるブラウンも同じ。おそらくセントラルフロリダ大出身選手としては最も有名人であろうブラウンはこのスーパーベンチを贈呈するに当たりいかのコメントを残しました。
「マクエルウェイン監督がチームを率いることになり、私は現役選手たちの手助けになる何かをしたかったのです。このベンチはどんな天候であっても自分が常にベストなパフォーマンスを生み出すのに大きな助けになりました。ですからこのベンチが現役そして未来のチペワーズ(セントラルミシガン大の愛称)の成功の手助けになることに大変エキサイトしています。セントラルミシガン大は私にとって特別な場所であり、彼らに恩返しを出来事を嬉しく思います。」
2007年から2009年までセントラルミシガン大でプレーしたブラウンはチームの2度のミッドアメリカンカンファレンス(MAC)タイトル獲得に貢献。在籍した3年間全てにおいてオールカンファレンスに選ばれた逸材でした。プロ入りした後の彼の活躍は今更説明することもないでしょう。来年以降度のユニフォームを着ているのかが気になるところですが・・・。