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2018年度チーム別通信簿:D

2018年度チーム別通信簿:D

2018年度の主なチームに通信簿をつけていきながらシーズンを振り返るこのミニシリーズ。シリーズ最後は完全に期待を裏切ったシーズンを送ることになってしまった、非常に残念なチームたちを紹介します。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

 

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D

フロリダ州立大

2017年度シーズン後にジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督がテキサスA&M大へと鞍替えし、その後任としてやってきたのはオレゴン大でたった1年しか監督を務めなかったウィリー・タガート(Willie Taggart)監督です。元々フロリダ州出身である彼にとってはフロリダ州立大の監督業はドリームジョブだったそうで、オレゴン大の前職であるサウスフロリダ大を含めれば2年間(厳密に言えば)で3つ目のチームとなりました。そんなタガート監督率いるフロリダ州立大は今季絶不調。5勝7敗で負け越していまい、36年間続いてきた連続ボウルゲーム出場記録を途絶えさせてしまったのです。フロリダ州立大での成功のハードルは非常に高いですから、一年目からこの体たらくで既にタガート監督排除論まで湧き出てしまう始末。その声を黙らすためにもタガート監督は急ピッチでチーム再建を形にしなければなりません。

サザンカリフォルニア大

2017年度にはサム・ダーノルド(Sam Darnold、現ニューヨークジェッツ)を擁して2008年度以来のPac-12カンファレンスタイトルを獲得したサザンカリフォルニア大。いよいよかつて猛威を奮った彼らが復活したかと思われましたが、ダーノルドがNFL入りし他にもRBロナルド・ジョーンズ(Ronald Jones II、現タンパベイバッカニアーズ)、WRデオンテイ・バーネット(Deontay Burnett、現ニューヨークジェッツ)などの主力選手が抜けたことで戦力が激減。5勝7敗と2000年度以来の負け越しシーズンとなってしまいました。元々クレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督がこの大御所を率いることが出来るのかに疑問を感じていましたが、その予感が的中。シーズン後に解雇せよというファンの熱望もありましたが、今回は留任。しかし2019年度にしっかりした結果が残せなければ、おそらくヘルトン監督の監督の椅子は用意されていないことでしょう。

ネブラスカ大

2017年度に4勝8敗で当時3年目だったマイク・ライリー(Mike Riley)監督を解雇したネブラスカ大がチーム再建に白羽の矢を立てたのが、同大学卒業生にして元スターQB、そして2017年度にはセントラルフロリダ大を完全無敗に導いたスコット・フロスト(Scott Frost)監督でした。ゴールデンボーイの凱旋に地元ネブラスカ州リンカーン市は大いにわきましたが、フロスト監督にとってはネブラスカ大フットボール史上最悪の開幕6連敗という大変厳しい船出となりました。ただシーズンを通しては徐々に白星も挙げることが出来るようになり、結果的には4勝8敗と前年度と同じ勝敗数に落ち着きました。多くのファンがフロスト監督1年目から凄い成績を残してくれるだろうとハードルを挙げていたことでしょうが、これは仕方のないこと。来年以降に期待です。

UCLA

UCLAは前年度にジム・モーラ(Jim Mora)監督を解雇してその後釜に元オレゴン大監督でNFLでも監督を務めたチップ・ケリー(Chip Kelly)氏を新監督に招聘。ケリー監督はUCALと同じPac-12カンファレンス所属のオレゴン大を瞬く間に全米のスターダムにのし上げ、近年のオレゴン大のブランド力向上に大きく貢献した人物。UCLAはフットボール部に関してはケリー氏ほどの人物を監督に据えることを今までしてきませんでしたから、ケリー氏を起用した際にはUCLAの本気度が表れていたと言われたものでした。しかし彼の初年度となった2018年度は3勝9敗と撃沈。開幕後5連敗で地元で膨らんでいた期待度が一気に弾けてしまいました。ただシーズン終盤にライバル・サザンカリフォルニア大に勝てたことで多少は救われました。ケリー監督のオフェンスを実行するためにはそれを可能とする人材が必要なわけで、リクルーティングによってそれが揃うまではUCLAファンは我慢が必要だと思います。

ルイビル大

2016年度、2017年度はハイズマントロフィー受賞QB(2016年)ラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)を擁して全米トップクラスに位置づけされていたルイビル大。あのクレムソン大を脅かし、フロリダ州立大からも白星を奪える強豪チームに成長していましたが、ジャクソンがNFL入りしてチーム力が激減。開幕戦でのアラバマ大戦では好ゲームが期待されるも51対14で惨敗すると4戦目からシーズン終了まで怒涛の9連敗。シーズン途中にはその責任を取る形でボビー・ペトリノ(Bobby Petrino)が解雇。結局今年は2勝8敗という目も当てられない結果に。ジャクソンが抜けただけがこの結果の原因だとは思えませんが、やはり一人のスーパースターの存在がチームの行く末に大きく関わっていることを示してくれたと思います。

アーカンソー大

2017年度シーズン後にブレット・ビルマ(Bret Bielema)氏を解雇したアーカンソー大はその後任にサザンメソディスト大(SMU)監督で元クレムソン大オフェンシブコーディネーターのチャド・モリス(Chad Morris)氏を指名。自身が所属する強豪ひしめくサウスイースタンカンファレンス(SEC)西地区で生き残るためチームの再建を任されましたが、2勝10敗(カンファレンスレコードは0勝8敗)と散々なシーズンに終わりました。オフェンスの戦略に長けたコーチとしては知られていましたが、SMUでの3年間の成績が14勝22敗と負け越していたこともあり、アーカンソー大がモリス監督を起用したことにいささかの疑問も感じてしまうほどの成績です。

その他の「D」評価チーム

ノースカロライナ大(2勝9敗)、カンザス大(3勝8敗)、ラトガース大(1勝11敗)、オレゴン州立大(2勝10敗)、コネチカット大(1勝11敗)

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