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2020年NFLドラフトで注目の選手たち【RB編】

2020年NFLドラフトで注目の選手たち【RB編】

1週間後に行われる2020年のNFLドラフトはコロナウィルスの影響で無観客で行われることは前回ご紹介しましたが、ソーシャルディスタンスが叫ばれる中でドラフトは完全にバーチャルで行われることになりました。

当初はネバダ州ラスベガス市が開催地でしたが、バーチャル形式に移行したことを受けてドラフトのヘッドクォーターは米大手スポーツ専門局ESPNが所在するコネチカット州ブリストール氏に移されました。ここからNFLの独自メディアネットワークであるNFLネットワークがタッグを組んでドラフトをお茶の間に届けてくれます。

4月23日(第1日目):第1巡目
4月24日(第2日目):第2巡目&第3巡目
4月25日(第3日目):第4巡目〜第7巡目

NFLのコミッショナーであるロジャー・グッデル(Roger Goodell)氏が総合ドライチ選手を直接発表してユニフォームを手渡しするのが恒例となっていますが、今回はドライチの発表をガッデル氏の自宅の地下室から行うのだとか。

そんな感じでいつもとは大分勝手が違う今年のNFLドラフトですが、今回は前回のQB編に引き続きRBの候補者たちを簡単にご紹介したいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ジョナサン・テイラー(ウィスコンシン大)

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昨年3年生ながらRBとして数々のNCAAレコードを更新したジョナサン・テイラー(Jonathan Taylor)。先日行われたスカウティングコンバインでは40ヤードダッシュで4.39秒という高記録を叩き出すなどスピーダーとして知られ、体格的にもNFL級の選手。

一度スピードに乗るとディフェンダーが彼をタックルで止めるのは至難の業です。体を酷使することで知られるRB選手でありながら大きな怪我もなく大学時代を生き延びた点も大きなプラス。選手生命があまり長くないRBとしてまだまだやれるポテンシャルを持っていそうです。

ただ大学時代からファンブル癖があり、またレシーバーとしてのキャッチ力が飛び抜けているということがないのは頭の片隅に留めておきたいところ。が、どちらにしても今季ドラフトのRB界隈ではトップ候補であることに変わりはありません。


デアンドレ・スウィフト(ジョージア大)

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2年前にジョージア大がナショナルタイトルに進出した際チームにはソニー・ミシェル(Sony Michel、現ニューイングランドペイトリオッツ)とニック・チャブ(Nick Chubb、現クリーブランドブラウンズ)というツートップがいましたが、彼らが抜けた穴を埋めたのがこのデアンドレ・スウィフト(D’Andre Swift)。

過去2年間スフィフトはジョージア大で2年連続1000ヤード超えを成し遂げチームの地上戦力を一手に引き受けました。持ち味であるスピードを活かし一気にディフェンダーを突き放すことが出来るスキルは大いにプロでも重宝しそうです。

弱点としては多少ファンブルが目立つこと(3年間で7つ)とパスプロがあまり得意ではないという点。しかし需要が高いRBというポジションを考えればスフィフトは2巡目あたりで指名されるのが妥当ではないでしょうか。

キャム・エイカーズ(フロリダ州立大)

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昨年いいところが全くなかったフロリダ州立大において数少ない光明だったのがこのキャム・エイカーズ(Cam Akers)。1144ヤードに14TDとTDを量産し駒の少なかったフロリダ州立大のオフェンスを支えました。

低重心の割に足さばきは軽やか。高い初速度も持ち合わせ相手ディフェンダーを交わす能力もなかなかのもの。さらにパワーも備えており大化けする可能性を匂わせます。

大学時代は彼頼みの面が大きかったため、時に自分で道を切り開こうとと無理しすぎる面も多少あったようですが、ちょっと注目したい選手ではあります。

J.K.ドビンズ(オハイオ州立大)

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タイプとしては上の二人のようなスピードスターと言うよりもブレット(弾丸)系のRBであるJ.K.ドビンズ(J.K. Dobbins)。低い重心によってタックルされにくく、多少のコンタクトを受けてもすり抜けられるだけのパワーや耐力性を持っている選手です。

また高いクイックネスも備えており鋭いカットで相手をかわす場面もよく見られました。ラッシュ時のビジョンもよく、トラフィックから一気に抜け出してロングランを決めるというホームランヒッターでもあります。

スピードではトップレベルというわけではありませんが、2番手3番手として即戦力にもなるのではないでしょうか。

クライド・エドワーズ・へレイヤー(ルイジアナ州立大)

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昨年度の優勝チームであるルイジアナ州立大のオフェンスはなにかとQBジョー・バロウ(Joe Burrow)やWRジャスティン・ジャファーソン(Justin Jefferson)らにスポットライトが当たっていましたが、地味に効果抜群だったのはRBクライド・エドワーズ・へレイヤー(Clyde Edwards-Helaire)のランアタックでした。

彼も低重心系の弾丸ランナーでコンタクトされても負けない強さを擁しながら横方向へのカットはなかなかえげつないものを持っており、複数のディフェンダーのプレッシャーをものともしない走りを見せてくれます。それだけに割と小柄な体型からは想像つかないビッグプレーを多々見せてくれました。

またレシーバーとしても非凡な才能を持っておりスクリーンなどを多用するチームには重宝されるのではないでしょうか。

トップスピードが他の俊足RBに劣る、アウトサイドに行きたがる癖があるという点もありますが、チームのニーズにハマればプロでも期待できる選手ではないかと思います。

その他の候補者たち

ザック・モス(Zack Moss、ユタ大)
アンソニー・マクファーランド(Anthony McFarland、メリーランド大)
イーノ・ベンジャミン(Eno Benjamin、アリゾナ州立大)
キーショーン・ヴォーン(Ke’Shawn Vaughn、ヴァンダービルト大)
ジョシュア・ケリー(Joshua Kelley、UCLA)
A.J.ディロン(A.J. Dillon、ボストンカレッジ)
ダリントン・イヴァンズ(Darrynton Evans、アパラチアン州立大)
ラミカル・ペリン(Lamical Perine、フロリダ大)
アントニオ・ギブソン(Antonio Gibson、メンフィス大)
ジャヴォン・リーク(Javon Leake、メリーランド大)
ディージェイ・ダラス(DeeJay Dallas、メンフィス大)
ダリウス・アンダーソン(Darius Anderson、テキサスクリスチャン大)
J.J.テイラー(J.J. Taylor、アリゾナ大)
レイモンド・カライス(Raymond Calais、ルイジアナ大)

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