野球場をフットボールの試合に使う例は最近稀に見られますが、このトレンドに乗っかろうと画策しているMLBチームがいるようです。
シカゴの有力紙、シカゴトリビューンによるとシカゴカブスが将来地元スタジアムのリグレーフィールド(Wrigley Field)でカレッジフットボールのポストシーズンに行われるボウルゲームを開催する事に強く興味を示していると報道しました。
先日定められたNCAAの決定で新たなボウルゲームは最低でも2019年まで増設されないことになりましたので、もしシカゴカブスが本当にボウルゲームを開催するとすれば2020年以降になります。
【関連記事】NCAAが来季のボウルゲームの増設を凍結
といっても現在リグレーフィールドは改装中なので2019年までフットボールゲームを開催する事は不可能なのですが。
リグレーフィールドは2010年に一度だけノースウエスタン大とイリノイ大とのライバリーゲームをホストしたことがあります。ただこの時はフィールドのサイズの関係度片方のエンドゾーンがフェンスギリギリ(ゴールポストはフェンスの後ろに設置)というかなり無理のあるセッティングになりました。今回リグレーフィールドが回想される事によってこのような自体は回避されるという事です。
さらに2013年当時、シカゴ郊外にキャンパスを構えるノースウエスタンのホームゲームをリグレーフィールドで開催する事が発表されましたが、上記の理由で実現するのは2020年シーズン以降ということになります。
ちなみに現在ニューヨークヤンキースの本拠地であるヤンキースタジアムは7年連続でピンストライプボウルをホストしています。シカゴカブスがボウルゲームをホストするようになればヤンキースに続き2チーム目のMLB本拠地でのボウルゲーム開催ということになります。
ただシカゴでの12月末のボウルゲーム開催では天候が非常に心配されます。特にシーズン後のご褒美で出場チャンスが与えられるというのに氷点下のシカゴにわざわざ出向いて試合をしたいと思わない選手も出てくるのではないでしょうか・・・。