2015年にミシガン大の監督に就任して以来、様々な形で同大フットボール部の注目を集める事に大いに貢献してきたジム・ハーボー（Jim Harbaugh）監督。昨年度はシーズン後半に全米2位にまで上り詰めましたが、後半にアイオワ大とオハイオ州立大に敗れレギュラーシーズンを10勝2敗としオレンジボウルに出場。この試合ではフロリダ州立大に惜しくも32対33で敗れ総合成績を10勝3敗としてシーズンを終えました。
ハーボー監督3年目となる2017年度シーズン、彼らへの期待は高まり、いよいよナショナルタイトル獲得に向けチームは動き出していると思われますが、地元ファン達の期待の度合いといったらそれはこれまでに無いくらい大きなものになっているようです。
というのも、大学側によると2017年度のシーズンチケットの売上数が9万3000枚にまでのぼっているということです。ここまでシーズンチケットが売れたのは2007年度シーズン以来10年振りの事だそうです。
ミシガン大体育局はシーズンチケットの販売をすでに終えていますが、2015年度と2016年度は9万枚に後もう少しという売上数でしたが、あまりの需要の高さにシーズンチケット数の上限を9万3000枚までに増やし、それも売り切れてしまったという事です。ホームスタジアムであるミシガンスタジアムの収容数は10万7000人ですので、その大多数がシーズンチケットホルダーで埋め尽くされることになります。
9万3000枚のうち学生用のチケットが2万1000枚、そしてその他の7万2000枚が通常のシーズンチケットホルダーや重要な卒業生や支援者に回されるという事です。
2017年度で3季目を迎えるハーボー監督は1997年度以来20年振りの全米制覇を目指す訳ですが、所属するBig Tenカンファレンス、特に東地区を勝ち抜くにはオハイオ州立大、ペンシルバニア州立大といった同じ優勝候補達を退けなければいけないという厳しい状況に立たされます。そんな中ホームスタジアムにこれだけのファンがきてくれることを知るだけでも大きな後押しとなるでしょう。あとはそれらのファンの高い期待に選手やスタッフが応えられるかどうか、です。
