昨年までデューク大を指揮したデヴィッド・カットクリフ(David Cutcliffe)氏がこの度サウスイースタンカンファレンス(SEC)の事務局に就任するすることが明らかになりました。SECでの役職は「コミッショナー特別補佐」という肩書きだそうです。
デューク大時代のカットクリフ氏
現在67歳となるカットクリフ氏は昨年まで14年間デューク大を指揮。その間所属するアトランティックコーストカンファレンス(ACC)の年間最優秀監督賞を2度受賞。従来フットボール部としては弱い部類に入るデューク大を6度もボウルゲームに進出させるなど存在感を発揮していました。
またカットクリフ氏はQB伯楽としても知られる人物。かつてテネシー大でオフェンシブコーディネーターを務めたときはペイトン・マニング(Payton Manning)を育て、後に監督に就任したミシシッピ大ではペイトンの弟であるイーライ・マニング(Eli Manning)を指導。またデューク大では2019年のドラフトで1巡目総合6番目にニューヨークジャイアンツに指名されたダニエル・ジョーンズ(Daniel Jones)も輩出するなどしてきました。
マニング兄弟は現役時のオフシーズンのトレーニング時にカットクリフ氏を訪れるなどした過去もあり、QBコーチ界隈では名の知られた指導者でした。
ただ2019年から3年連続負け越しでいいところがなく、その影響で2021年度シーズンオフにデューク大と袂を分つことに。年齢のことを考えるとおそらく現場復帰はないものかと思われていました。
かつてテネシー大およびミシシッピ大での指導経験があるということでSECの事務局入りはカットクリフ氏にしてみれば18年ぶりのSEC復帰ということになります。時代は移れどかつてSECチームで指導者として過ごした経験を買われ今回の招集となったのでしょう。
SECは現在の二地区制度を廃止して一地区制度に戻すかどうかという議論を交わしている最中だとされていますし、また2025年には現在Big 12カンファレンス所属の大御所・オクラホマ大とテキサス大を迎え入れることになっており、カンファレンスないのダイナミクスは大きく変わっていくことになります。
その渦中でのこのベテラン人物の起用ということで、カットクリフ氏の経験値や頭脳が大いにSECのアセット(資産)となることでしょう。
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