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2023年度チームプレビュー
notre dame fighting irish
notre dame
fighting irish
ノートルダム大ファイティングアイリッシュ
8/26
海軍士官学校 
@アイルランド
9/2
tennessee-state-logo-25
vs テネシー州立大
9/9
ncst_50
@ ノースカロライナ州立大
9/16
セントラルミシガン大
vs セントラルミシガン大
9/23
ohio-state-logo-500
vs オハイオ州立大
9/30
duke-logo-25
@ デューク大
10/7
@ ルイビル大
10/14
usc50
vs サザンカリフォルニア大
10/28
vs ピッツバーグ大
11/4
clemson50
@ クレムソン大
11/18
vs ウェイクフォレスト大
11/25
@ スタンフォード大
ohio-state-logo-500
オハイオ州立大
L, 10-21
マーシャル大
L, 21-26
カリフォルニア大
W, 24-17
ノースカロライナ大
W, 45-32
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ブリガムヤング大
W, 28-20
スタンフォード大
L, 14-16
ネバダ大ラスベガス校
W, 44-21
シラキュース大
W, 41-24
clemson50
クレムソン大
W, 35-14
海軍士官学校
W, 35-32
ボストンカレッジ
W, 44-0
usc50
サザンカリフォルニア大
L, 27-38
south-carolina-logo-25
サウスカロライ大
W, 45-38
シーズン
総合
ACC*
2022
9-4
-
2021
11-2
-
2020
10-2
9-1
2019
12-1
-
2018
12-1
-
2017
10-3
-
2016
4-8
-
2015
10-3
-
2014
8-5
-
2013
9-4
-
*2020年度のみ特例でACCに加入

所在地
インディアナ州サウスベンド市
所属カンファレンス
Independent(無所属/独立校)
ホームスタジア
ノートルダムスタジアム
通算戦績
938勝334敗42分け
通算ボウルゲーム戦績
18勝21敗
ヘッドコーチ
マーカス・フリーマン
9勝4敗(2年目)
9勝4敗(生涯通算)
前回全米優勝年度
1988年度
前回ボウルゲーム出場年度
2022年度(ゲーター)

見どころ

カレッジフットボール界で知らない人はいないという存在のノートルダム大。どのカンファレンスにも属さない独立校(インディペンデント)という孤高の存在である彼らはこれまで11度もの全米制覇を成し遂げていますが、最後にタイトルをとったのは1988年のことですから、もう35年も全米の頂から遠ざかっています。

そんなノートルダム大を再びナショナルチャンピオン争いに絡めるほどの強豪校に仕立て上げたのがブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督でしたが、2021年度シーズン前に突如としてルイジアナ州立大の新監督に就任するためにサウスベンドを出て行ってしまいました。

その後釜に抜擢されたのが当時若干35歳のディフェンシブコーディネーターだったマーカス・フリーマン(Marcus Freeman)氏でした。

そのフリーマン氏の初年度だった2022年度シーズンは開幕のオハイオ州立大に敗れるだけでなく2戦目で格下マーシャル大にも不意を突かれて2連敗。立ち上がりは最悪でしたが、その後なんとか持ち直し9勝4敗でシーズンを終えました。

フリーマン体制2年目となる今年、昨年のチームからはオフェンシブコーディネーターだったトミー・リース(Tommy Rees)氏がアラバマ大のOCに就任するためにチームを去ってしまいましたが、オフシーズンのトランスファー市場でもっとも名高いQBとされていたウェイクフォレスト大出身のサム・ハートマン(Sam Hartman)を転校生として補充することに成功。

すでに大学生として5シーズンを過ごしているハートマンはこれまで生涯パスヤードが1万2967ヤードに110TDというとんでもない数字を引っ提げてノートルダム大に加入。ノートルダム大にここまで期待されるパサーが現れたのは2003年から2006年まで在籍していたブレディ・クウィン(Brady Quinn)氏以来。当然期待度は高まるばかりです。

ハートマンがノートルダム大にもたらすものは、年齢だけでなくプレーヤーとしての経験値、リーダーシップといった何物にも変え難いものであり、オフェンスパワーとしては昨年チームに足りなかったものを倍以上に膨らませてくれそうな予感のする選手です。

彼のパスを受けるWR陣はお世辞にも経験豊富とは言えない若手ばかりですが、一方でRB陣は充実。昨年902ヤードを足で稼いだアウドリック・エスティム(Audric Estime)と822ヤードを記録したローガン・ディグス(Logan Diggs)が健在なのはハートマンにとっては心強い点です。

元々ノートルダム大のOL陣の評価は毎年高いですから、あとはハートマンと若いレシーバー陣の息が合うかが見もの。それにはTEミッチェル・イヴァンズ(Mitchell Evans)の活躍も必須となるでしょう。

===

ノートルダム大の史上最多QBサック記録を保持しているDLアイゼア・フォスキー(Isaiah Foskey、現ニューオーリンズセインツ)を含む3人の先発DL陣が抜けてしまったのは今季のディフェンス陣を組み立てる上で大変大きな課題となりました。

タイトな展開にも関わらず昨年勝ちを拾えたのは、強固なフロントセブンが居たからにほかありませんが、一方でレッドゾーンでのオフェンスは全米130位と攻め込まれると守りきれないという脆さも露呈しています。

今季先発DLを任されると思われる4人は全て4年生とベテラン選手ではありますが、この中ではハワード・クロス(Howard Cross III)が唯一昨年コンスタントに試合に出場した選手。このユニットが相手OLにどれだけプレッシャーを与えられるかがディフェンスの鍵を握ります。

ただ2列目のLB陣は万全。特にJ.D.バートランド(J.D. Bertrand)とジャック・カイザー(Jack Kizer)の2人は頼れるLBですし、マリスト・リウファウ(Marist Liufau)も先発LBとして中盤を死守してくれるでしょう。

また昨年1年生だったDBベンジャミン・モリソン(Benjamin Morrison)はルーキーながら存在感を発揮。彼に加えて最上級生であるキャム・ハート(Cam Hart)ならびにD.J.ブラウン(D.J. Brown)も脇を固めることでしょう。

オフェンスにハートマンという期待のQBが加入してノートルダム大にもナショナルタイトルに絡める期待感は高まってはいますが、タイトル争いに勝ち抜くチームに共通して言えるのは圧倒的なDL陣が揃っていること。残念ながら現時点のノートルダム大にはそういったDL力があるとは思えず、プレシーズンキャンプなどを通してどれだけフロントフォーが成長しているかをみるのが楽しみです。


スケジュール

開幕戦はノートルダム大にゆかりのあるアイルランドのダブリンで海軍士官学校と対戦。これはシーズンが本格的に始まる9月2日前後のWeek1ではなくその前哨戦とも言えるWeek0で行われることになります。

そしてやはり注目は9月23日のオハイオ州立大との決戦。昨年敵地で対戦した際は21対10で敗れていますので、今回ノートルダム大のホーム開催ということもあり是非とも強豪オハイオ州立大に一泡吹かせたいところ。

さらに10月14日にはサザンカリフォルニア大との著名なライバリーゲーム、11月に入ればACCの強豪クレムソン大との一騎打ちも控えていますし、11月28日には前出のQBハートマンの昨年までの所属チームであるウェイクフォレスト大との対戦も楽しみ。

どちらかというと去年に負けじと劣らないほどスケジュールは厳しくなっています。カンファレンスに所属していない分どんなに素晴らしい戦績を残していても、カンファレンス優勝決定戦などを戦うことはできません。ですから1敗が命取りとなりますから、それも輪をかけてノートルダム大のプレーオフ進出の夢を防ぐ要因になりかねません。

願わくばオハイオ州立大、サザンカリフォルニア大、クレムソン大のいずれかの試合で1試合でも奪うことができたら万々歳と言えるシーズンになるのではないでしょう

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