アーバン大の名所の一つにトゥーマーズコーナー(Toomer’s Corner)というところがあります。ここはアーバン大キャンパスの一角にある交差点なのですが、ここには二本の大きな樫の木が立っていました。昔からアーバン大にとっていいことがあるとこの樫の木にトイレットペーパーを投げかけるのが風習となっており、特にフットボールチームがホームで試合に勝つと決まっておびただしい量のトイレットペーパーが樫の木に吊るされます。これはカレッジフットボール界でも有名な伝統の一つであります。
このアーバン大の良き日(そしてそうでない日も)を共に見守ってきたトゥーマーズコーナーの樫の木ですが、この度この木を植え替えることになりました。
というのも昨年9月のルイジアナ州立大戦での勝利後に投げかけられたトイレットペーパーに火をつけた輩がおり、そのせいで1本の樫の木はかなりのダメージを受けてしまい、今回そのダメージがひどすぎるというため新たな木に植え替えることになったのです。
トゥーマーズコーナーの樫の木には以前にも災いが起きています。それはアーバン大の宿命のライバル、アラバマ大の病的なファンが2010年の「アイロンボウル(両チームのライバリーゲーム)」時にこの樫の木二本に毒を蒔き、結果両方の木とも毒のせいで枯れてしまったのです。この輩のせいでオリジナルの木がダメになってしまったことはアーバン大ファンには相当なショックだったことでしょう。
2015年に2つの新たな樫の木が植えられましたが、数ヶ月後にそのうち1本が再び枯れ落ち、そしてもう一方の樫の木が前述の火事のせいでダメージを受けてしまったのです。
新しい樫の木が植えられることを受け、大学側は木がしっかりと根付くまで恒例のトイレットペーパー投げを禁止すると発表しました。アーバン大のアイコン的存在であるこの樫の木、今度こそしっかりと根を張って力強く育ってほしいものです。