2017年度シーズンでミシガン州立大の監督に就任して10年目を迎えようとしているマーク・ダントニオ(Mark Dantonio)監督。これまで数々の素晴らしい選手たちを育ててきました。その証拠に現時点で36人のミシガン州立大出身選手がNFLでプレーしています。
そんな中、ダントニオ監督は彼がこれまで指揮してきた選手の中でベストプレーヤーは誰か、という質問をされました。皆さんは彼が誰を選んだと思いますか?
それは2008年から2011年まで4年間チームに在籍したQBカーク・カズンズ(Kirk Cousins)だそうです。
現在ワシントンレッドスキンズの先発QBとしてようやくプロレベルで花が咲き出したカズンズ。大学時代は2008年こそブライアン・ホイヤー(Brian Hoyer、現サンフランシスコ49ers)のバックアップを勤めていましたが、2009年から3年間は不動の先発QBとして活躍。2010年にはBig Tenカンファレンスチャンピオン(ウィスコンシン大とタイ)、2011年には初のカンファレンスタイトルゲームに出場(ウィスコンシン大に敗戦)。そして何よりも彼が在籍中ミシガン州立大はライバル・ミシガン大に4連勝をあげるなど、チームに大いに貢献した選手でした。
そんな彼をダントニオ監督がベストプレーヤーに挙げるのはよく分かる話です。ただ、カズンズの他にもベストプレーヤーに挙げられてもいいのでは?と思わせてくれる選手ももちろんいます。
例えば2010年から2012年まで在籍したRBレイヴィオン・ベル(Le’Veon Bell、現ピッツバーグスティーラーズ)。彼は在学中トータル3346ランヤードに33TDを記録。特に最終年となった3年生時にはシーズントータル1793ヤードを足で稼ぐなど大活躍しました。
もっと最近で言えばQBコナー・クック(Connor Cook)。2012年から2015年まで在籍したクックは2年生時にシーズン中盤から先発の座をもぎ取ると、カンファレンスタイトルゲームでオハイオ州立大を倒しタイトルを獲得するとローズボウルでもスタンフォード大に競り勝ち見事勝利。この二つの試合でそれぞれMVPを受賞し華々しくその名を刻むと2015年に再び出場したカンファレンス優勝決定戦でアイオワ大から勝利を奪って2度目のMVPを獲得。その後カレッジフットボールプレーオフにまで進出を果たしたのでした。
もちろん完全主観的な意見ですのでそれぞれ意見が分かれるでしょう。ダントニオ監督の話を聞いて「自分ならOXがベストだと思う!」などとミシガン州立大ファン同士で様々な議論がかわされているに違いありません。