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2020年NFLドラフトで注目の選手たち【OL編】

2020年NFLドラフトで注目の選手たち【OL編】

今年のドラフトがコロナウィルスの影響で様々な調整を余儀なくされていることはこれまでお話してきました。前回の記事では選手たちのアピールの場が失われてしまった現状をご紹介しましたが、同じように選手たちを査定する側であるプロチームにとってもこれは手強いドラフトとなりそうです。

プロチームがチームを管理運営していく上でドラフトは重要な比重を占めるチーム育成の側面を持っています。基本的には7巡で自分たちが必要とする選手を熟考して指名していかなければなりませんし当たり外れがあるのが世の常ですから、ドラフトまでのドラフト候補生を見定めるプロセスは大変重要なわけです。

しかし多くのプロデーがキャンセルとなり、またソーシャルディスタンスの指針ゆえプライベートでのワークアウトを行うこともままならず、インタビューもオンラインのみということで例年よりもスカウトや首脳陣が自らの目でドラフト候補生たちを吟味する機会が減ってしまったのです。

だったら何故ドラフトを延期しないのか、この時期に強行開催する必要があるのか、といった声も聞かれますが、リーグ側は無観客になろうがバーチャルになろうが来週のドラフト開催を変更することはしませんでした。

あるGMは「これでどのチームが真のスカウト力を持っているか分かるだろう」なんて言っているようですが、これはチームの死活問題にもなりかねないわけで今回のドラフトクラスがどうなったか分かる数年後にどのような状況になっているか興味津々です。

というわけで今回もこれまでに引き続き今ドラフトの注目選手をご紹介していきます。第5回目はOL編です。

2020年NFLドラフト日程
4月23日(第1日目):第1巡目
4月24日(第2日目):第2巡目&第3巡目
4月25日(第3日目):第4巡目〜第7巡目
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ベースボール・マガジン社 (編集)

トリスタン・ワーフス(アイオワ大)

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アイオワ大トリスタン・ワーフス(Tristan Wirfs)は先日行われたドラフティングコンバインで急激に株を上げた逸材です。コンバインでは数々のドリルでその巨体に似合わない好記録を連発。アスリートとしての身体能力の高さをまざまざと見せつけてくれました。

ポジション的にはRTもLTもこなせる器用さも持ち合わせており、チームによってはガードでもイケるという評価を得ている模様。今ドラフト候補生の中でも即戦力となり得る優秀なOL選手です。


ジェドリック・ウィルス(アラバマ大)

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上記のワーフスがコンバインでスカウト陣の度肝を抜くまではこのジェドリック・ウィルス(Jedrick Wills Jr.)が今回のOL陣の中でもトップ評価を得ていました。

ランブロッカーとしては随一の強さを誇り、その高い運動能力から様々な状況に柔軟に対処できるスキルを持っています。パスプロのスキルをもう少し磨く必要があるという分析も出ているようですが、アラバマ大の屋台骨を守った経験値はプロでも活かされることでしょう。

アンドリュー・トーマス(ジョージア大)

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ジョージア大で4年間先発出場を果たしたアンドリュー・トーマス(Andrew Thomas)。その経験値は何者にも代えがたいものであり、それがSEC(サウスイースタンカンファレンス)の猛者たち相手だったことを考えればなおさらのこと。総合的に考えるとLTを務めるのが自然ですが、RTもこなせる汎用性を持っています。

フットワークに多少の不安がありスピーディーなラッシャーに苦戦する場面も見られましたが、将来性は十分なOL選手です。

メカイ・ベクトン(ルイビル大)

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6フィート7インチ(約200cm)に364パウンド(約165kg)という超弩級のOLメカイ・ベクトン(Mekhi Becton)。しかしその巨体からは想像もつかないほどの機敏な動きを見せる稀な選手。ランブロックのスキルは素晴らしく2列目まで出ていくことも何の問題もありません。

ただいくら動けるとは言え364パウンドというのは流石にちょっとヘビーであり、現役NFL界でもこれだけの体重を持っているOLを見つけることは簡単ではありません。プロレベルのラッシャーを相手にした時どこまで有効なパスプロを披露できるかは疑問符がつくところ。それでも第1巡目クオリティーであることは変わりません。

と、彼の記事を書いているとこんなツイートを発見。


コンバインでの薬物検査で陽性と出たとか。この結果がドラフトにどう影響を及ぼすか・・・。

ジョシュ・ジョーンズ(ヒューストン大)

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ヒューストン大出身のジョシュ・ジョーンズ(Josh Jones)もまた「動ける巨漢」として今回のドラフトで注目されているOLです。

大学時代ランブロック・パスプロ双方で非凡な才能を見せてきたジョーンズはスピードのあるエッジラッシャーにも対応できる貴重なスキルの持ち主。荒削りなところもありますが、ここ数年で大きく成長していることを見るとコーチングやシステムがハマれば大成するかも。

その他の候補者たち

シザー・ルイーズ(Cesar Ruiz、ミシガン大)
ロイド・クッシェンベリー・III(Lloyd Cushenberry III、ルイジアナ州立大)
オースティン・ジャクソン(Austin Jackson、USC)
エズラ・クリーブランド(Ezra Cleveland、ボイジー州立大)
アイゼア・ウィルソン
(Isaiah Wilson、ジョージア大)
プリンス・テガ・ワノゴ(Prince Tega Wanogho、アーバン大)
ルーカス・ニアング(Lucas Niang、テキサスクリスチャン大)
ニック・ハリス(Nick Harris、ワシントン大)
タイラー・ビアディッシュ(Tyler Biadasz、ウィスコンシン大)
マット・ヘネシー(Matt Hennessy、テンプル大)
ジョナ・ジャクソン(Jonah Jackson、オハイオ州立大)
ロバート・ハント(Robert Hunt、ルイジアナ大)
マット・ピアート(Matt Peart、コネチカット大)

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