確かな手腕を持ちつつも、チームのスキャンダルでベイラー大を解雇されたアート・ブライルス(Art Briles)氏。状況からしてここ1、2年はほとぼりが冷めるまでじっとしているでしょうし、また彼をいきなり監督に据えようなどと言う大博打をするようなチームもいないでしょう。しかし、彼はカレッジフットボール界からこのまま姿を消してしまうのでしょうか。
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先日ある記者とのやり取りでブライルス氏は「2017年にはプロかカレッジレベルでコーチ業を復活させる」と話したと言う事です。
もちろん雇ってくれるチームがいなければ話にならないのですが、プロチームのアシスタントコーチとして現場復帰することは考えられます。いきなりヘッドコーチというわけにはどのレベルでもいかないと思いますが、プロレベルのアシスタントならメディアに騒がれる事なくコーチングに勤しめるでしょう。ここで数年傷口が癒えるまで待ち、そこからどこかのチームのコーディネーターに就任し数年後にヘッドコーチとなるシナリオは十分あると思います。
確かにベイラー大での選手の管理には非があったとは思いますが、ベイラー大での8年間で積み上げた65勝37敗という成績に加え、類い稀なるリクルーティング術などは他に類を見ないものを持っています。
ですからブライルス氏がコーチ業から完全引退することは考えられないでしょうね。