先日ミシガン大が元フロリダ大監督のジム・マクエルウェイン(Jim McElwain)監督をWRコーチに起用したことをご紹介しましたが、その3日後にチームのオフェンシブコーディネーターであるティム・ドレヴノ(Tim Drevno)氏が辞任したというニュースが飛び込んできました。
ミシガン大HCであるジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督がサンディエゴ大(FCS)でコーチングをしていた時から彼のもとでアシスタントコーチを務めてきたドレヴノ氏はスタンフォード大、サンフランシスコ49ersとハーボー監督が移籍するたびに彼に追従していきました。
ミシガン大に来てからはOCを任せられてきましたが、昨年のミシガン大オフェンスは大苦戦。平均得点数が全米91位となる25.2点と全く振るわずチームの低迷の一因となっていたところでした。
それにしてもマクエルウェイン氏の雇用とドレヴノ氏の辞任という一連のニュースは偶然と言うにはできすぎているように思います。マクエルウェイン氏はアラバマ大でOCを務めていたときに2009年度の全米制覇を支えたOCでもあり、オフェンスに長けたコーチであります。普通ならこれほどの人材がWRコーチだけで収まるのは不自然です。そこに来てミシガン大のOCだったドレヴノ氏が辞任・・・。
ドレヴノ氏のオフェンスが機能していないのは誰の目から見ても明らかですから、ハーボー監督がマクエルウェイン氏を次期OC就任ありきで呼び寄せたとしてもおかしくはありません。ただ同時に10年以上連れ添ってきたドレヴノ氏を切るというのは中々難しい決断であったに違いありません。
しかしミシガン大という名門の復活を託されたハーボー監督にとってここまで大した成果を挙げられていないことを考えれば背に腹は変えられなかったのでしょう。マクエルウェイン氏がOCになるとはまだわかっていませんが、それが発表されるのも時間の問題かもしれません。