レギュラーシーズンも残すところあとこの週末のみとなりました。レギュラーシーズンが終わると今度はポストシーズンのボウルゲームに話題が移行するわけですが、開催されるボウルゲーム40試合に対し出場できるのは80チーム。つまり全チームが出場できるわけではなく、6勝以上を挙げたチームのみに与えられる「特権」なわけです。そんな80チームが「ほぼ」出揃い、今の所4つの椅子をかけて数チームがその座を争う状況に至っています。
今週末を残し6勝以上を挙げたチームは76チーム。ハワイ大と陸軍士官学校は6勝していますがハワイ大は6勝7敗と負け越し、また陸軍士官学校は6勝中のうち2勝を下部組織であるFCSチームから挙げたものであるため、後回しにされます。
今週末試合が組まれているチームの中で勝てば6勝目となりボウルゲーム出場資格を得ることができるのがサウスアラバマ大(今週ニューメキシコ州立大と対戦)とルイジアナ大ラフィエット校(今週ルイジアナ大モンロー校と対戦)の2チームです。
すなわち仮に上記の2チームが6勝目を挙げたとすると最低でも2チームの空きができるわけで、負け越しの決まった5勝7敗チームにもチャンスが訪れることになります。
問題はどの5勝7敗チームが選ばれるかということですが、これにはチームの学業の良し悪しを示す数値であるアカデミックプログレスレート(APR)が用いられます。これによると一番最初に選ばれるのはノーステキサス大。その次がミシシッピ州立大ということになります。この2チームはボウルゲーム出場を拒否しなければいずれかのボウルゲーム出場が決定することになります。
そしてもしサウスアラバマ大かルイジアナ大ラフィエット校のいずれかのチームが敗れると次に繰り上げられるのはテキサス大です。さらに上の両チームとも敗れるとノーザンイリノイ大にもチャンスが訪れることになります。
負け越しシーズンを送ったのにボウルゲームに出場したいか、もしくは出場すべきかには議論の余地がありますが、まずは今週末に行われる試合がどうなるか見守ることにしましょう。