2007年度シーズン以来最悪なシーズンとなってしまった昨年度のノートルダム大。4勝8敗という成績は全米中の期待を背負ったチームとしては当然言い訳できるものではありません。それはヘッドコーチのブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督も百も承知しているようです。
「我々は決して悪いフットボールチームではありません。ただ昨年はそのチームを指揮した我々のパフォーマンスが悪かったのです。そしてその責任はすべて私にあります。」と今週開かれた会見でケリー監督はのべました。
ノートルダム大のオーバーホールはすでに始まっており、オフェンス・ディフェンス両コーディネーターを始め、アシスタントコーチばかりでなくストレングスコーチらも一新し来年への再起を目指しています。
またチーム全体の指揮に集中できるように、ケリー監督は来季からオフェンスのプレーコーリングをコーディネーターに託すとしています。それを任されるのは今オフメンフィス大から引っ張ってきたチップ・ロング(Chip Long)氏です。
また守備の面では元ウェイクフォレスト大DCのマイク・エルコ(Mike Elko)氏を招聘。ウェイクフォレスト大およびボーリンググリーン州立大で過去5年間常に全米トップ40位以上のディフェンスを指揮してきた手腕を買われ、名門ノートルダム大の守備陣再建を任されました。
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「ノートルダム大では過去に起きた結果が自分たちの価値を決めるわけではありません。昨季我々は皆さんの期待に応えることができなかった。これは動かざる事実です。だからといって我々は立ち止まって『ああすればよかった』などと言うことはしません。我々は常にこの先成功するためには何をなすべきなのかを試行錯誤しているのです。」と付け足しました。
ケリー監督にもう後がないとうことは先日も書きましたが、果たしてノートルダムは失われたファンの信頼を取り戻すことができるでしょうか?