Pac-12カンファレンスの老舗、カリフォルニア大の新ヘッドコーチにウィスコンシン大でディフェンシブコーディネーターを務めていたのジャスティン・ウィルコックス(Justin Wilcox)氏が就任することになりました。
ウィルコックス氏にとっては自身初のヘッドコーチポジションとなりますが、カリフォルニア大には2003年から2005年までLBコーチとして在籍していたことがあり、同大学でのコーチ就任は2度目ということになります。また過去にはカリフォルニア大と同じPac-12カンファレンスに所属するワシントン大とサザンカリフォルニア大でコーチングをしたこともあり、さらには選手としてオレゴン大でプレー経験があるということで同カンファレンスでのバックグラウンドは揃っています。
カリフォルニア大は1月8日に前監督ソニー・ダイクス(Sonny Dykes)氏を電撃的に解雇。2016年度シーズンは5勝7敗と負け越し、過去5年間で1度しか勝ち越せなかったということで解雇されてもおかしくはない状況ではありました。しかし昨年契約更新したばかりだったことを考えるとダイクス氏にとってこの解雇が寝耳に水であったことは理解できます。
ダイクス氏解雇に伴いチームの臨時監督にはオフェンシブコーディネーターのジェイク・スパヴィタル(Jake Spavital)氏が就いていましたが、ウィルコックス氏監督就任直後にスパヴィタル氏がウエストバージニア大のOCに就任することが発表されました。ウィルコックス氏の最初の大仕事はまず彼の右腕左腕となるOC/DC、そして残りのコーチ陣を組閣することになります。
カリフォルニア大は2000年代初旬にジェフ・テッドフォード(Jeff Tedford、新フレズノ州立大監督)に率いられていた時以来チームとして大した成功を収めることができていません。ウィルコックス氏がこの負のトレンドを変えることができるでしょうか?因みにウィルコックス氏が前回カリフォルニア大に所属していた時のヘッドコーチは何を隠そうテッドフォード氏でした。