サウスフロリダ大から新コーチとしてウィリー・タガート(Willie Taggart)氏を招聘し、新体制をスタートさせたオレゴン大ですが、その新オフェンシブコーディネーターとしてアラバマ大のOLコーチであるマリオ・クリストーバル(Mario Cristobal)氏を引き抜いた事が判明しました。
アラバマ大では2013年からOLコーチを務めていますが、この間アラバマ大は2015年に全米優勝、そして記憶の新しいところで昨季は準優勝とチームとして大成功を収めている期間にチームに従事していました。昨年はベストOLに送られるジョー・モアー賞をアラバマ大OLが受賞。そして今年は彼の愛弟子であるLTカム・ロビンソン(Cam Robinson)が最優秀ラインマンに贈られるアウトランドトロフィーを受賞。クリストーバル氏の手腕が光った4年間となったのです。
クリストーバル氏はアラバマ大以前には2007年から2012年までフロリダインターナショナル大のヘッドコーチを務めていた過去もある経験豊かなコーチ。また全米でも指折りのリクルーターとしても知られています。
オレゴン大では共同OCということでクリストーバル氏は主にランゲームのコーディネーター役を務めるという事ですが、昨年撃沈したオレゴン大のランゲームを立て直す(といっても全米27位というこでそこまでのオーバーホールが必要とも思えませんが)という使命があるのは当然として、彼がそのリクルート力を活かして彼のリクルートの土壌ともいえるフロリダ州の高校生をまったく正反対の西海岸にあるオレゴン大まで引っ張って来れるのかどうかというところが注目されそうです。
いずれにしても名将ニック・セイバン(Nick Saban)監督の指導を身近で吸収したクリストーバル氏がオレゴン大に加入する事は新監督のタガート監督には心強いことでしょう。