前年度カレッジフットボール界の頂点に立ったアラバマ大。彼らの勢いはしばらく衰えそうにありませんでしたが、今回の「事件」ではどうでしょうか?
この度アラバマ大はトータルで19つのリクルーティング違反を自主申告しました。このうち5つはフットボール部に関わるものでした。
これらのリクルーティング違反は「セカンダリー」ということで「ヤバさ」でいったらマイナーレベルです。意図的に違反した訳ではなく、知らなくてやってしまった、と言う程度のもの。
5つのうち3つはコーチがリクルートに不適切に電話やSMSを送っていたと言う事。
1つはトロフィーを置いていた場所。ルールではある特定な場所にはリクルートに見えるようにトロフィーなどを置いてはいけないそうです。
そして最後、最も「重い」違反は、アラバマ大卒業生の元選手が在校生選手に無料でトレーニングを提供したこと。
ということで確かにメジャーなルール違反ではありませんので、チームの行く末を変えてしまうような罰は待っていない事でしょう。
あえて言うなら、このようなルール違反の自己申告をカレッジフットボール閑散期に発表した事が一番の「罪」かもしれません。マイナーなルール違反でも違反は違反ですから、話題性はあるとは思いますが、カレッジフットボール界は現在オフシーズンですので、このニュースが大して取り上げられないのです。あえてそういった時期を狙って申告したかどうかは定かではありませんが・・・。