Pac-12カンファレンス、そしてプレーオフへの青写真として注目されたこの試合、スコアを見て頂ければ分かるようにワシントン大がスタンフォード大を完膚なきまでに叩きのめし無敗を守りました。
スタンフォード大RBクリスチャン・マカフリー(Christian McCaffrey)はこの日ワシントン大ディフェンスを前に沈黙。ラッシュヤードはたったの49ヤードと完全に封じ込められました。またスタンフォード大オフェンシブラインはワシントン大ディフェンシブフロントの怒濤のプレッシャーに耐えきれず崩壊。QBライアン・バーンズ(Ryan Burns)はトータル8つのQBサックを食らってしまいました(前半だけで6つ)。
一方のワシントン大はQBジェイク・ブラウニング(Jake Browning)が210ヤードのパスに3つのTDと安定したプレーを披露。ランアタックでもRBマイルズ・ガスキン(Myles Gaskin)が2TDを含む100ランヤードを記録。チームトータルで214ヤードも足だけで稼ぎました。ディフェンスはスコアからも分かるようにスタンフォード大を完全にシャットダウン。全ての面においてワシントン大がスタンフォード大を上回るパフォーマンスでこの重要なゲームを制しました。
これでワシントン大はPac-12北地区で頭一つ分リード。夢のプレーオフ進出にも一歩近づきました。これまでワシントン大の真の実力を疑問視する声も聞かれましたが、今日の試合ぶりをみれば今季の彼らは本物だと言うことを証明する事ができたのです。
スタンフォード大にとってこのような大敗を喫したのは2007年のアリゾナ州立大戦以来(41対3)のこと。現在7位の彼らはランクを大きく落とす事は必死ですが、この試合で残してしまった負の印象を拭うのには今後相当挽回しなければならなくなるでしょう。マカフリーのハイズマントロフィーへの道もこれで少し遠ざかってしまいました。