今シーズンのカレッジフットボールもいよいよレギュラーゲーム残り1試合を残すのみとなりました。どのチームがプレーオフ進出を果たすかが取り挙げらっぱなしですが、やはり所属カンファレンスで優勝する事も選手にとっては大きな目標です。Big 12カンファレンス以外のパワー5カンファレンスは皆優勝決定戦を行うことになっていますが、どのチームがそのタイトルゲームに進むことになるのか・・・。早速見ていきましょう。
＊以下に記されている勝敗はカンファレンス内の成績で、トータルの成績ではありません。
アトランティックコーストカンファレンス（ACC）
アトランティック地区
先週クレムソン大はウェイクフォレスト大を倒してカンファレンスレコードを7勝1敗とし、ルイビル大と同点首位となりましたが、クレムソン大が直接対決でルイビル大を倒しているためこれでクレムソン大がアトランティック地区優勝を飾りました。
コースタル地区
コースタル地区で5勝2敗で並んでいるバージニア工科大とノースカロライナ大ですが先週は両チームともノンカンファレンスゲームだったため動きに変化はなし。勝負の行方は今週末の最終戦で決定されます。バージニア工科大はバージニア大、ノースカロライナ大はノースカロライナ州立大との試合を控えています。バージニア工科大がノースカロライナ大との直接対決を制しているためバージニア工科大が勝つか、もしくは負けてもノースカロライナ大も負ければバージニア工科大の優勝、そしてバージニア工科大が負けてノースカロライナ大が勝てばノースカロライナ大の優勝となります。
Big 12カンファレンス
先週オクラホマ大がウエストバージニア大を倒したためウエストバージニア大は優勝レースから脱落。オクラホマ州立大はテキサスクリスチャン大に勝ったため、カンファレンスタイトルは最終戦のオクラホマ大vsオクラホマ州立大の勝者に決定することになりました。最終戦にてオクラホマ州内ライバル同士の戦いが実質カンファレンス優勝決定戦になるという素晴らしいお膳立てとなったのです。
Big Tenカンファレンス
東地区
東地区のトップ3、ミシガン大、オハイオ州立大、ペンシルバニア州立大は先週それぞれ順当に勝ち、東地区の行方は最終戦に持ち越されました。ミシガン大とオハイオ州立大の大一番はBig Tenカンファレンス覇者を決めるだけでなく、プレーオフ進出に大いに影響を及ぼす対戦として注目されていますが、ペンシルバニア州立大にも十分地区優勝をかすめ取る可能性が残されています。ミシガン大が勝ち抜くにはペンシルバニア州立大の出来いかんに依らずオハイオ州立大にさえ勝てば現実のものとなります。オハイオ州立大が勝ち抜くにはミシガン大との直接対決に勝ち、さらにペンシルバニア州立大が負けなければなりません（直接対決で負けている為）。ペンシルバニア州立大が優勝決定戦に出場するにはオハイオ州立大がミシガン大を倒し、そしてペンシルバニア州立大自身がミシガン州立大に勝てば大逆転で東地区を制覇することになります。全米2位のオハイオ州立大、全米3位のミシガン大ばかりが注目され気味ですが、対戦相手が非常に調子の悪いミシガン州立大であること、そしてミシガン大はQBウィルトン・スピート（Wilton Speight）を怪我で欠いている事を考慮するとペンシルバニア州立大がこの地区を勝ち抜く可能性は十分あると言えます。
西地区
西地区は6勝2敗でウィスコンシン大とネブラスカ大が並び、勝負の行方は今週末に明らかになります。ウィスコンシン大がネブラスカ大を倒している為、ウィスコンシン大がミネソタ大に勝つと彼らの地区優勝が決まります。ネブラスカ大が西地区優勝を遂げる為には自らがアイオワ大との最終戦に勝ち、なおかつウィスコンシン大がミネソタ大に負けなければなりません。どちらも負けてしまうとこの2チームに加えアイオワ大とミネソタ大と合わせて4チームが6勝3敗で並ぶことになりますが、ミネソタ大はアイオワ大との直接対決に敗れているので脱落。さらにはウィスコンシン大はアイオワ大に勝っているためアイオワ大にもチャンスはなくなります。よってウィスコンシン大とネブラスカ大が両方負けてもウィスコンシン大が地区王者に輝くことになります。
Pac-12カンファレンス
北地区
北地区はワシントン大とワシントン州立大の一騎打ちです。先週末ワシントン州立大はコロラド大に敗れてしまったためカンファレンスレコードに1敗が付いてしまいました。よって北地区の命運は今週末の「アップルカップ」と呼ばれるワシントン大とワシントン州立大の宿敵対決に委ねられることになりました。
南地区
コロラド大、サザンカリフォルニア大、ユタ大が地区優勝レースを争っていましたが、先週ユタ大はオレゴン大にまさかの敗戦を喰らいカンファレンスレコード3敗目となってしまった為彼らは地区優勝レースから脱落してしまいました。コロラド大は北地区のワシントン州立大をしっかりと倒して自力優勝の可能性を残しました。コロラド大が南地区代表チームとなるには最終戦のユタ大に勝てばいいだけです。しかしもしコロラド大が負けるとサザンカリフォルニア大と7勝2敗となり（サザンカリフォルニア大は既にカンファレンスゲームを終了）、コロラド大との直接対決を制しているサザンカリフォルニア大が地区優勝となります。
サウスイースタンカンファレンス（SEC）
東地区
先週フロリダ大はルイジアナ州立大とハリケーン・マシューの影響で延期されていた試合を行いました。激しいディフェンスバトルとなったこの試合は試合終了直前にフロリダ大ディフェンスが自陣ゴールライン手前にてルイジアナ州立大の猛攻を辛くも止め勝利。このおかげで2位のテネシー大に1試合差を付けたためフロリダ大が2年連続東地区を制覇。アラバマ大とのリマッチに挑みます。
西地区
西地区はすでにアラバマ大が優勝を決めSECチャンピオンシップ出場権を獲得しました。
