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ウィスコンシン大の赤丸急上昇中コーチ

ウィスコンシン大の赤丸急上昇中コーチ

2001年から2004年までウィスコンシン大でDBとして活躍し、今オフ母校でディフェンシブコーディネーター(DC)に就任したジム・レオンハード(Jim Leonhard)氏は現在カレッジフットボールのコーチ界隈では赤丸急上昇中の人物です。

2001年ウォークオン(非スカラシップ選手)として誰の注目も浴びずにウィスコンシン大に入部してきたレオンハード氏。しかし彼のスピード、判断力、タックル力が認められ2年生時にはすでに先発DBとして活躍。その年いきなりBig Tenカンファレスのベストディフェンダーの一人に選ばれました。その後も3年連続オールカンファレンスチームに選ばれる程の選手に成長しました。

卒業後2005年のドラフトでは指名されませんでしたが、ドラフト外のフリーエージェント選手としてバッファロービルズに入団。そしてそのシーズンではドラフト外選手としては唯一クビを切られることなくチームで生き残り10試合に途中出場。その後は複数のチームを渡り歩きながらも行き先々で存在感をアピール。そして2014年クリーブランドブラウンズでのシーズンが終了すると選手として引退することを表明しました。

2016年、レオンハード氏はコーチングの道に足を踏み入れることになります。2015年の1年間、正式にコーチに就任するまで当時のウィスコンシン大DCであったデイヴ・アランダ(Dave Aranda)氏の元ディフェンスコーチの極意を叩き込まれました。それが功を奏しチームのDBコーチのポジションに空きができると、ポール・クライスト(Paul Chryst)監督はコーチングの経験が全くなかったレオンハード氏をDBコーチとして招聘することに決めたのです。

そして昨年DBコーチとして確かな信頼を得たレオンハード氏は、当時のDCジャスティン・ウィルコックス(Justin Wilcox)氏がカリフォルニア大のヘッドコーチに就任するために去った後釜としてコーチング経験2年目にして早くもディビジョン1部のチームのDCに就任することになったのです。

カリフォルニア大新監督にウィスコンシン大DCのウィルコック氏

「1年前、もし自分が今年DCになれと言われていれば、きっと腹を抱えて笑い転げていたことでしょう。その当時はこんなことになるなんて全く想像もしていなかったのですから。しかし実際に今オフ、クライスト監督が『DCをやってみるか?』と私に話を持ちかけてくれました。彼は既に私にDCを任せても大丈夫だと思ってくれたのです。もちろんそれは自分にとって大変嬉しいアイデアでした。そして自分が守備コーチとしてどれだけやれるのか腕試しするには最高のチャンスだと思ったのです。」とレオンハード氏はその経緯を話しました。

実際クライスト監督は内部のコーチから3人を候補に挙げ面接などを行いましたが、その結果2016年に加入したてのレオンハード氏を抜擢したというわけです。その理由としてレオンハード氏のディフェンスコーチとしての知識の高さだけでなく、人と人を繋ぐことことのできる器量に長けていることをクライスト監督は挙げています。

「ジミー(レオンハード氏)のフットボールコーチとしての知識は1年目のコーチとしては非常に優れています。ただ優れているだけではありません。それはカレッジフットボール界を見渡してもトップレベルにあると言えます。しかしそれ以上に彼は人と繋がれるという能力に長けています。彼は自分の考えに固執せず、他のコーチとアイデアを共有しそれを新たな戦略に取り入れることを何とも思わない人物です。そしてそれは選手と関わる時も同じです。」とクライスト監督はレオンハード氏を評価しています。

まだ34歳のレオンハード氏ですが、ウィスコンシン大のDCとして成功を収めれば、どこか別の名門校で監督として彼の姿を拝める日はそう遠くないかもしれません。ウィスコンシン大のコーディネーターはカレッジフットボール界でも高い評価を受け続けています。その証拠にアランダ氏は現在ルイジアナ州立大のDCとして活躍していますし、ウィルコックス氏はカリフォルニア大の新コーチに任命されたのですから。

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