今季開幕前にベイラー大はアート・ブライルス(Art Briles)氏を選手のスキャンダルの責任を取って解雇しました。そしてその直後からベイラー大に入部を決めていた多くのリクルート達が進学先を変更するという事態に陥りました。また在学中だった選手の中にもベイラー大を見限って転校していく選手も数人居ましたが、その中には将来有望なQBジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)も含まれていました。彼はその後転校先を探す旅をしていましたが、今回ようやく彼が新天地を見つけ出しました。
【関連記事】ベイラー大QBスティッドハムが転校
転校することを表明して以来彼は多くのチームから勧誘を受け続けていました。その対処振りはそれこそフリーエージェントを表明したプロ選手並み。それもそのはず、元々リクルート時から高い評価を受けていた彼は1年生時当時のベイラー大先発QBセス・ラッセル(Seth Russell)が怪我で戦線離脱して以来3試合に先発出場し、3試合だけで12TDを含む1265ヤードを昨年稼ぎました。残念ながら彼自身もラッセルに続き足首骨折の重傷を負いベンチに下がるのですが、この時の彼のパフォーマンスを見た各チームたちが、「転校するならウチへ」とばかりにスティッドハム争奪戦が繰り広げられた訳です。そしてこの度スティッドハムはSECのアーバン大へ転校する事を表明しました。
アーバン大にとってはまたとない戦力が来年加わることになります。