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2022年度第5週目の見どころ

2022年度第5週目の見どころ

2022年度シーズンは今週末第5週目を迎えます。土曜日は10月1日ということで早くも10月に突入ですね。

第5週目くらいからは各地のカンファレンスでのリーグ内対決が本格化。また無敗同士の試合もあり、今週末を終えれば確実にランキングに変動が起こるという非常にエキサイティングなウィークエンドが待っています。

特に今週末はランカー同士の対戦が5つもあるメガウィークエンド。

ということで、今回もこの第5週目に行われる試合の中から、注目していただきたい試合を独断で選んでご紹介したいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

#7ケンタッキー大 vs #14ミシシッピ大

SEC(サウスイースタンカンファレンス)内の無敗同士のこの試合は今週末に行われる試合の中でも最も注目したいマッチアップです。

SEC東地区所属のケンタッキー大はペンシルバニア州立大からの転校生QBであるウィル・レヴィス(Will Levis)がオフェンスを率います。NFLスカウトも熱い視線を注ぐレヴィスはここまで1185パスヤードに10TD(4INT)でパス成功率は67.5パーセント。6フィート3センチに232パウンドというNFL級のフレーム、そして強肩ということもあり、今季開幕前から注目されてきた選手です。

またケンタッキー大は近年HCであるマーク・ストゥープス(Mark Stoops)監督の指揮下でディフェンス力に定評があり、安定して好成績を残してきています。現在は全米7位ですがこれは彼らにとっては1977年以来の好順位であり、今シーズンの好調さを物語っています。

そしてさらに注目なのはRBクリス・ロドリゲス(Chris Rodriguez)がこの試合にいよいよ登場すること。彼は昨年1300ヤード以上を足で稼いだ選手ですが、今年は「チーム活動外の問題」を起こした理由でここまで試合出場を許されてきませんでした(詳細不明)。彼の復活はケンタッキー大オフェンスにとって更なる後押しとなることでしょう。

一方SEC西地区所属のミシシッピ大は開幕時に21位でしたが確実に白星を重ねて14位まで順位を上げてきました。とはいえここまでの対戦相手が軒並み格下チームばかりだったことを考えるとこのケンタッキー大戦は彼らの真の力を拝める試合となりそうです。

ミシシッピ大はオフェンスの鬼才、レーン・キフィン(Lane Kiffin)監督に率いられますが、その司令塔となるのがQBジャクソン・ダート(Jaxon Dart)。ダートは元々サザンカリフォルニア大に所属していた選手ですが、今オフにトランスファー制度を用いてミシシッピ大にやってきました。ただ転校当初はキフィン監督のオフェンスに馴染めず苦戦していましたが、今の所彼がチームの先発を任されています。

キフィン監督のオフェンスはRPOを使用しつつパスに比重を置くオフェンス。その結果破壊力のあるハイスコアなゲームになるのが常ですが、今年一味違うのは彼らのランオフェンスが効果を発揮していること。1年生のクインション・ジャドキンス(Quinshon Judkins)とテキサスクリスチャン大からの転校生ザック・イヴァンズ(Zach Evans)が足で距離を稼げるのが今までのミシシッピ大らしからぬ一面を見せています。

その一方でミシシッピ大はディフェンス力の貧弱さが指摘されてきました。レヴィスというエリートQBを擁するケンタッキー大をミシシッピ大ディフェンスがどれだけ攻略することができるのか、そしてダートら率いるオフェンスがケンタッキー大の強力ディフェンスからスコアリングすることができるのかに注目が集まります。

どちらも所属する地区での優勝争いのためにも負けられない試合。お互いのベールが剥がされる必見の試合となるでしょう。


#2アラバマ大 vs #20アーカンソー大

こちらも同じくSECチーム同士の対戦ですが、これは西地区所属チーム同士の対戦ということになります。

アラバマ大はここまでテキサス大戦での接戦以外は危なげなく白星を重ね続けています。数字の上ではアラバマ大オフェンスは現在全米全体で見てもトップレベルのものを擁していますが、その主軸となるのはQBブライス・ヤング(Bryce Young)。昨年のハイズマントロフィー受賞者でもあるヤングの活躍なくしてはテキサス大戦では勝てなかったでしょうし、特にスキルポジショングループがまだまだ未熟なことを考えると、彼の肩にかかる期待は更に大きなものになります。

アーカンソー大は先週テキサスA&M大惜敗してしまい、順位を10位から20位に落としてしまいました。とはいえ彼らのオフェンスは近年稀に見るフィジカルなものに仕上がりつつあり、それがアラバマ大の強力なフロントセブンとどう対峙するのかが気になるところ。

彼らのオフェンスを支えるのはQB K.J.ジェファーソン(K.J. Jefferson)とRBラヒーム・サンダース(Raheim Sanders)。特にジェファーソンは投げれて走れるモバイル系QBですが、過去のアラバマ大を振り返ると彼らはモバイル系QBにやられる傾向があったりします。

昨年はアーカンソー大がアラバマ大を追い詰め、ジェファーソンが326ヤードに3TD、トレイロン・バークス(Treylon Burks、現テネシータイタンズ)が179ヤードに2TDを奪い42対35と惜敗しましたが、今年のアーカンソー大にはバークスのようなプレーメーカーが居らず、ジェファーソン並びにサンダースのここ一番のパフォーマンスが要求されそうです。

#9オクラホマ州立大 vs #16ベイラー大

Big 12カンファレンス戦であるこの2チームの対戦もランク同士の好マッチ。昨年度のカンファレンス優勝決定戦のリマッチでもあります。

その時はベイラー大が競り勝ってリーグ優勝を果たしましたが、今回はオクラホマ州立大が未だ無敗で順位もベイラー大より上回っています。彼らにしてみればその時の敗戦の雪辱を晴らすべく燃えているでしょうし、またベイラー大としてはすでに1敗しており、夢のプレーオフ進出に向けてもう負けられない状況ですから、否が応でも盛り上がることでしょう。

オクラホマ州立大は相変わらずオフェンスの得点力が高く、ここまで平均50点以上を叩き出してきています。その原動力となっているはQBスペンサー・サンダース(Spencer Sanders)。今年で4季目となるサンダースはここまで10TDに1INTと非常に安定したプロダクションを生み続けています。ただ、彼にとってはベイラー大戦は鬼門となっており、昨年対戦した2度の試合では合計1TDに7INTと撃沈。なんとか苦手意識を払拭してリベンジを果たしてもらいたいところ。

ベイラー大は2戦目でブリガムヤング大にまさかの敗戦を喫しましたが、先週は同じBig 12カンファレンス内の手強いアイオワ州立大と対戦してこれを31対24の1スコア差でなんとか逃げ切りました。彼らの先発QBはブレイク・シェイペン(Blake Shapen)。彼もサンダースと同じくここまでINTパスを1つしか放っておらず(7TD)、このQB対決も気になるところ。

オクラホマ州立大は昨年までディフェンスを指揮したジム・ノールズ(Jim Knowles)DCがオハイオ州立大入りしてしまったことで多少守備に不安を感じますが、オフェンス同士の点取合戦になった時に果たしてベイラー大がそれについていけるのかが焦点となるでしょう。

#22ウェイクフォレスト大 vs #23フロリダ州立大

そしてこちらの試合もランカー同士のカンファレンス戦(ACC/アトランティックコーストカンファレンス)。全米22位のウェイクフォレスト大が23位のフロリダ州立大キャンパスへ乗り込みます。

ウェイクフォレスト大は先週5位のクレムソン大と対決し、オーバータイムにもつれ込む激戦を演じた末に惜しくも敗戦。今季初黒星を喫しましたが、その善戦が評価されてランキングも21位から1つ下げたのみとなりました。

彼らのオフェンスを支えるのはQBサム・ハートマン(Sam Hartman)。健康上の理由で開幕戦に出場できませんでしたが、復活して以来1試合平均300ヤード以上のパスヤードを記録。TD数が13にINT数が2とエフィシエンシーも高い逸材QBです。

彼のパスを起点にクレムソン大では全米屈指のディフェンスを誇る相手に対して合計45得点に関与。このエアーアタックがフロリダ州立大に襲い掛かります。

フロリダ州立大は2018年以来のランク入りということで無敗ということもあり非常にノリに乗っているチーム。地元ではついにかつてのような強いセミノールズが帰ってきたかと期待度は高まるばかりです。

3戦目のルイビル大戦では先発QBジョーダン・トラヴィス(Jordan Travis)が負傷退場してその経過が気掛かりでしたが、次戦となったボストンカレッジ戦では300ヤード超えのパスを見せてその不安を払拭。今季ランカーとして初の試合となるこのウェイクフォレスト大戦に臨みます。

どちらも卓越したQB力を持つチーム。ハイスコアゲームとなりそうな予感がプンプンします。

#10ノースカロライナ州立大 vs #5クレムソン大

今週5つ目のランカー同士の戦いは上と同じくACC決戦となるノースカロライナ州立大クレムソン大との一戦です。どちらも無敗同士、さらには同じカンファレンスでトップ10チームとの対決ということで盛り上がること請け合いです。

全米5位のクレムソン大は先週上記にもあるようにランカーであるウェイクフォレスト大と対戦してこれを倒し、これで2戦連続となるランカーとの対戦。彼らのエースQBであるD.J.ウイアンガラレイ(D.J. Uiagalelei)はフルタイムの先発QB2年目となりますが、期待はずれだった昨年と比べるとちょっとずつその成長の兆しを見せつつあります。

フィジカルの面では申し分なく、あとはパスの精度と判断力が安定すれば下馬評通りのエリートQBの仲間入りを果たすことができるはず。厳しいスケジュールの中でそれが開花すれば、今後のサバイバルゲームの中で一皮むけカレッジフットボール界を代表するQBとなる素質のある逸材です。

ノースカロライナ州立大は開幕時に13位という好位置につけるも、初戦のイーストカロライナ大戦で苦戦してランクを一時下げましたが、上位チームの脱落に伴いついにトップ10入り。ただ、彼らの真の力はまだ計り知れず、当然ながらこのクレムソン大戦でその真価が問われることになるでしょう。

筆者が開幕前に期待を寄せていたQBデヴィン・リーリー(Devin Leary)はここまで890ヤードに9TD、2INT、QBレーティング48.5(全米85位)ととり立ててすごい数字を残している訳ではありませんが、昨年はホームでの同カードで238ヤードに4TDを獲得してアップセットを演じて見せました。しかし今回はクレムソン大でのアウェーゲーム。敵地での洗礼に耐えられるだけの力を持っているのか、お手並み拝見です。

その他の気になる試合

#15ワシントン大 vs UCLA
金曜日に行われるPac-12カンファレンス戦。ワシントン大はQBマイケル・ペニックス・Jr(Michael Penix Jr)のハイズマン候補級の活躍でここまで4連勝中。今季最も波に乗るチームですが、対するUCLAはチップ・ケリー(Chip Kelly)監督指揮下でベテランQBドリアン・トンプソン・ロビンソン(Dorian Thompson-Robinson=DTR)とRBザック・シャ-ボネット(Zach Charbonnet)のランゲームが魅力的ですが、キーポイントはDTRのパスアタックが若いワシントン大DB陣を崩すかどうかです。

*マイケル・ペニックス・Jrに関しては、アメフト沼さんがポッドキャストでお話ししているのでそちらもぜひチェックしてみてください!


#4ミシガン大 vs アイオワ大
ミシガン大はここまで無傷の4連勝で全米4位という好位置につけていますが、このアイオワ大とのアウェー対決は油断禁物。なんと言ってもアイオワ大はアンダードッグ時のホームゲームでランカーチームと対戦すると滅法強さを見せるからです。

注目は今年から先発を任されている若きQBであるJ.J.マッカーシー(J.J. McCarthy)。彼がアイオワ大という敵地でのプレッシャーにどのように適応していくかが勝負の分かれ目かもしれません。

#18オクラホマ大 vs テキサスクリスチャン大
先週カンザス州立大にやられてしまったオクラホマ大は6位から18位まで順位を下げてしまいましたが、その状況で今週末はテキサスクリスチャン大へ乗り込まなければなりません。ディフェンス面でのボロが露呈されてしまいましたが、テキサスクリスチャン大は未だ負けなしで波に乗るチーム。あわよくばオクラホマ大2連敗なんてこともあり得ます・・・。

テキサス工科大 vs #25カンザス州立大
上記のオクラホマ大を破りトップ25位以内に飛び込んできたカンザス州立大。彼らの士気は大いに上がっていることでしょうが、それは対戦相手のテキサス工科大も同じこと。彼らは先週ライバル・テキサス大を下して波に乗るチーム。カンザス州立大はランカーとはいえ、そのことにうわついているとテキサス工科大に足元を救われかねません。

オレゴン州立大 vs #12ユタ大
お互い既に1敗しておりもう負けることは許されない両校の戦い。オレゴン州立大は先週強豪サザンカリフォルニア大に惜敗しましたが、ハイパワーオフェンスを擁するサザンカリフォルニア大を17点に抑え込んだディフェンスは圧巻。アンランクとはいえ、ユタ大を倒せば彼らのランキング入りはほぼ間違いないと言えるでしょう。

#17ベイラー大 vs アイオワ州立大
Big 12カンファレンス所属チーム同士の対決。ベイラー大はブリガムヤング大に敗れるもカンファレンス戦ではまだ無傷。Big 12二連覇を狙うならこの試合は落とせません。一方のアイオワ州立大は3勝0敗中。金星を奪ってランクインを画策します。

ルイビル大 vs ボストンカレッジ
ルイビル大のQBでラマー・ジャクソン(Lamar Jackson、現ボルティモアレイヴンズ)2世とも言われるマリク・カニングハム(Malik Cunningham)のパスヤード並びにランヤードがどれだけ出るのか注目。

海軍士官学校 vs 空軍士官学校
3つある士官学校の三つ巴の対決で勝利したチームには「総司令官杯(Commander-in-Chief Trophy)」が授与されますが、その三つ巴の戦いの初戦。お互いが形は違えどトリプルオプションを武器とする戦い。筆者としては垂涎もののマッチアップです。

ルイジアナ州立大 vs アーバン大
どちらもマスコットが虎なので「タイガーボウル」なんて呼ばれ方もします。ルイジアナ州立大は開幕戦でフロリダ州立大に惜敗して以来あまり話題に登ってきませんが、その1敗を守り3勝1敗。一方のアーバン大も3勝1敗ですが、内容がパッとせず、ブライアン・ハーシン(Bryan Harshin)監督は毎週自身の去就に左右されるという厳しいシーズンを送っています。

アイオワ州立大 vs カンザス大
今週筆者的に最も注目したいのが実はこのカード。カンザス大は万年弱小と呼ばれながらここまで4連勝を飾っているシンデレラチーム。QBジェイロン・ダニエルズ(Jaron Daniels)は今季ここまで最もエキサイティングなプレーヤーの1人といえ、QBレーティングは現在全米1位(98.0)。またチームのリーディングラッシャーでもある彼のプレーは必見です。勝てば5勝目でいよいよトップ25入り目前。

===

ちなみに今週はフロリダ半島から「ハリケーン・イアン(Ian)」が北上しており、フロリダ州では既に大きな被害が出ています。それを受けてフロリダ大vsイースタンワシントン大サザンメソディスト大vsセントラルフロリダ大の試合は日曜日に延期、またサウスカロライナ大vsサウスカロライナ州立大の試合は木曜日に前倒しで行われました(サウスカロライナ大50、サウスカロライナ州立大10)。

アメリカ北東部はこの「ハリケーン・イアン」の影響で雨模様となる試合が多く出ると予想されます。この天気が試合の動向にどう影響するかも気になるところです。

ということで第5週目のカレッジフットボールも大いに楽しみましょう!!

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