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2022年度第1週目レビュー

2022年度第1週目レビュー

いよいよ本格的に始まった今シーズンのカレッジフットボール。木曜日からアメリカの祝日であるレイバーデー(Labor Day)の月曜日まで開幕ウィークは好カード目白押し。今回はまだ日曜日と月曜日のマッチアップを残していますが、土曜日までの主要カードの結果を簡単に紹介したいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

オハイオ州立大21、ノートルダム大10

全米2位のオハイオ州立大が同5位のノートルダム大をホームに迎えた今週最大のマッチアップ。爆発的な攻撃力を誇るオハイオ州立大と、新監督で昨年まで守備コーディネーターだったマーカス・フリーマン(Marcus Freeman)監督率いるノートルダム大の対決は概ねオハイオ州立大の大勝の声が高かったのですが、蓋を開けてみれば予想以上に接戦となりました。

オハイオ州立大はエースWRジャクソン・スミス・エンジグバ(Jaxon Smith-Njigba)が第1Qに足の怪我で戦線離脱。その影響もあったのかハイズマントロフィー候補QB CJ・ストラウド(CJ Stroud)率いるオハイオ州立大オフェンスは攻めあぐみます。

一方のノートルダム大は新人QBタイラー・バックナー(Tyler Buchner)が先発。彼らはなんとかポゼッションゲームに持ち込みたい思惑らしく、実際にボール所有時間は途中までノートルダム大のほうが稼いでいました。ただラインの力の差は徐々に出始めていて、そこを奇跡的なレシーバー陣のキャッチなどで凌ぐという展開で前半ノートルダム大が10対7とかろうじてリードして折り返します。

後半になると徐々にリズムを掴んできたオハイオ州立大がボールを動かし、それに対してノートルダム大ディフェンスもなんとか踏ん張って首の皮一枚つなぎ続けますが、第3Q終了間際にストラウドからゼヴィアー・ジョンソン(Xavier Johnson)へのTDパスが成功してリードを奪い返します。

対するノートルダム大はオフェンス的に決め手を欠いて攻めあぐめば、ディフェンスでもDL陣が押し込まれる場面が顕著になって次第にバテていくのが目に見えて分かりました。そして第4Q残り5分を切ったところでRBマイヤン・ウィリアムス(Miyan Williams)のダメ押しの2ヤードランTDが決まり勝負ありとなりました。

オハイオ州立大は開幕前からスキルポジションが充実していると言われていましたが、この試合ではOL陣の奮迅、そしてパワフルなDL陣のラッシュが光りました。特にDTマイケル・ホール・Jr(Michael Hall Jr.)の存在感が際立っていたように思えます。

ノートルダム大は負けたものの、ディフェンス陣にポテンシャルを感じさせてくれる展開を披露。ただデプスが薄いのか後半バテてしまったのが残念。オフェンスは発展途上という感じですが、アウェーで全米2位のオハイオ州立大に対してこのスコアならば負けたとはいえ収穫はあったように思えます。


アラバマ大55、ユタ州立大0

全米1位のアラバマ大は格下ユタ州立大に余裕の完封勝ち。所属するSEC(サウスイースタンカンファレンス)以外のチーム(ノンカンファレンス戦)との対戦の連勝記録を52に伸ばしました。

昨年のハイズマントロフィー受賞QBであるブライス・ヤング(Bryce Young)は前半だけで195ヤードに5TDを記録。後半早々にお役御免でベンチに退く余裕ぶり。ディフェンスも相手に7つしかファーストダウンを与えず、非トータルヤードが136ヤードと完全勝利。

絶対に負けるはずがないと言われる試合でしっかりと相手を完封したところに隙きのなさを感じます。

ジョージア大49、オレゴン大3

昨年の全米王座ジョージア大(全米3位)はオフに多数の主力選手がNFLドラフト入りを決めたために戦力が落ちるのではないかと言われていましたが、開幕戦でのオレゴン大(11位)をご覧の通り完膚なきまでに叩きのめし、連覇に向けてこれ以上ないスタートを切りました。

昨年シンデレラボーイと言われたQBステソン・ベネット(Stetson Bennett)は368パスヤードに2TD、0INTと安定したパフォーマンス。またランオフェンスでもチームトータル4TDを奪えば、ディフェンス陣はオレゴン大に1つのFGしか許さない完璧な仕事をこなし、多くのタレントが抜けたことを微塵にも感じさせない守備力を見せました。

オレゴン大は今季から昨年までジョージア大で守備コーディネーターを務めていたダン・レニング(Dan Lenning)監督が指揮をとりますが、オレゴン大とジョージア大のタレントの差をまざまざと見せつけられ、レニング監督にとってはほろ苦い古巣対決となってしまいました。

またアーバン大からの転校生QBボ・ニックス(Bo Nix)はこの日全く冴えず173パスヤードに2INT。結果的にアーバン大時代から数えてもニックスはジョージア大に全敗という相性のなさも露呈しました。

フロリダ大29、ユタ大26

創部以来プレシーズンランキングで最高位となる7位で開幕を迎えたユタ大はアウェーでフロリダ大と対戦。試合は試合終了直前まで行方がわからないという白熱した展開になりました。

ユタ大が5点リードで迎えた第4Q、フロリダ大はRBモントレル・ジョンソン(Montrell Johnson)の12ヤードTDランで逆転しますが、残り時間6分半でユタ大はRBタヴィオン・トーマス(Tavion Thomas)のランTDで再び逆転。ボールをうまく動かし続けるユタ大をフロリダ大が中々止められないという嫌な時間が流れます。

しかし続くドライブでQBアンソニー・リチャードソン(Anthony Richardson)が肩と脚で見せ場を作ります。自陣25ヤードラインから攻撃を開始したフロリダ大は5分間で14プレーを繰り出すこの日1番のドライブを見せ、しかも残り2分を切ったところで迎えた4theダウンプレーではリチャードソンがランでコンバートしてドライブを生かし続けると最後は彼の1ヤードランTDが決まり残り時間1分25秒というところで再度逆転を果たします。

ただユタ大もこれで終わりません。エースQBキャメロン・ライジング(Cameron Rising)もガッツ溢れるプレーでパスとランを織り交ぜながら敵地へ猛進。残り時間30秒を切ったところでついにフロリダ大のレッドゾーンに侵入。スコアが決まれば逆転、最悪でもFGで同点となりオーバータイムに持ち込みたいところでしたが、ライジングのエンドゾーンへのパスがフロリダ大のアマリ・バーニー(Amari Burney)にインターセプトされて万事休す。フロリダ大がホームで貴重な開幕戦白星を挙げたのでした。

この日とにかく光ったのはフロリダ大QBリチャードソン。身長6フィート4インチ(約193センチ)という長身ながら驚きの機動力とスピードを持ち合わせ、それはかつてのキャム・ニュートン(Cam Newton)を彷彿とさせるものでした。もしフロリダ大がこのまま勝ち進めばひょっとしたらリチャードソンの名前を今後頻繁に聞くことになるかもしれません。

ミシガン大51、コロラド州立大7

昨年見事にBig Tenカンファレンスを制しCFP(カレッジフットボールプレーオフ)に進出したミシガン大は今季プレシーズンで8位発進。その彼らは開幕戦でコロラド州立大とホームで対戦しましたがこれを51体7で難なく一蹴。幸先の良いスタートを切りました。

ジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督はいまだに固定の先発QBを定めておらず、この日は昨年の先発ケイド・マクナマラ(Cade McNamara)がスタート。この日は136ヤードに1TDとし、パス成功率は50%ということでお世辞にも素晴らしいパフォーマンスとは言えませんでした。

来週のハワイ大戦ではJJ・マッカーシー(JJ McCarthy)が先発出場することになっており、この「オーディション」の結果でどちらかが先発の座を与えられるのだとか。このことに試合後の会見でマクナマラは強い不快感を示していました。

しかしコロラド州立大戦での彼のパフォーマンスはパッとせず、136ヤード中WRローマン・ウィルソン(Roman Wilson)に投げた61ヤードのロングゲイン(ショートパスからの)がなければ100ヤードにも満たなかったことを考えるとマクナマラのオーディションはうまくいったとは言えなそうです。

チーム的にはランで234ヤードを稼ぐゴリゴリオフェンスが健在。そして格下とはいえしっかりと勝つべき相手に勝ったというところがこれまでのミシガン大とは違ったところ。昨年の快進撃がまぐれだと言われないためにも一刻も早くQBの先発問題を解消し、一本に絞って攻撃を練っていくことが必要だと思われます。

オクラホマ大45、UTEP13

今年からブレント・ヴェナブルズ(Brent Venables)監督が指揮することになったオクラホマ大。オフシーズンにはリンカーン・ライリー(Lincolen Riley)監督が突如としてサザンカリフォルニア大へ移籍し、先発QBケイレブ・ウィリアムズ(Caleb Willams)らがライリー監督を追ってチームを去るという波乱のオフシーズンを送った彼らは開幕戦でテキサス大エルパソ校(UTEP)と対戦。

ウィリアムスが去った後にやってきた元セントラルフロリダ大のQBディロン・ガブリエル(Dillon Gabriel)はこの日233ヤードのパスに2TDと安定したパフォーマンスでデビューを飾り、またランオフェンスではエリック・グレイ(Eric Gray)の102ヤードを筆頭にトータル259ヤードを記録して45点を計上。

またディフェンスではパスこそ288ヤードも投げられましたが、相手のランをトータル28ヤードに抑え込む奮闘を見せて勝利に貢献。ヴェナブルズ監督の初陣を華々しく飾りました。

試合後には体育局長(AD)からゲームボールを贈られたヴェナブルズ監督ですが、感極まって目に涙も・・・。

今季始まったばかりですが、オクラホマ大をなんだか応援したくなってきました(笑)。

オクラホマ州立大58、セントラルミシガン大44

2016年、オクラホマ州立大セントラルミシガン大をホームに迎えるいわゆる「カップケーキ」ゲームを組みましたが、逆にセントラルミシガン大に試合終了と同時ヘイルマリーパスで逆転されるという大失態を犯しました。

あの悪夢から6年が経ち、オクラホマ州立大は再びセントラルミシガン大をホームに迎えたのですが、第3Qには51対15と大差がつき楽勝だと思われた今年のこのマッチアップは再びオクラホマ州立大に冷や汗をかかせる展開となりました。

セントラルミシガン大は後半29点を叩き出してオクラホマ州立大を追撃。結果的には58対44で逃げ切りましたが、昨年のBig 12カンファレンスのランナーアップだったオクラホマ州立大が格下相手に44失点というのはなんともいただけない結果です。

昨年まで守備コーディネーターを務めたジム・ノールズ(Jim Knowles)氏は今季からオハイオ州立大へ移籍。ノールズ氏指揮下のディフェンスはBig 12カンファレンス内でも最も優れていたのですが、その彼がいなくなったことで守備力が落ちてしまったようです。

Big 12カンファレンスは元々ノーガードで撃ち合うカンファレンスとして知られていますが、オクラホマ州立大がカンファレンスタイトルそしてその上を目指すのであれば、もう少しふんどしを締めてかからなければならなそうです(表現古すぎ?)。

ノースカロライナ州立大21、イーストカロライナ大20

今季全米13位発進という最近では最もハイランキングで開幕を迎えたノースカロライナ州立大。開幕戦の相手であるイーストカロライナ大からは楽に白星を獲得できると思っていたのでしょうが、そうは問屋が卸しませんでした(また古い?)

21対14で迎えた第4Q終盤、残り時間約5分でイーストカロライナ大はノースカロライナ州立大期待のQBデヴィン・リーリー(Devin Leary)のパスをインターセプト。それを敵陣27ヤード地点までリターンするという絶好の機会を得ます。そしてRBラジェイ・ハリス(Rahjai Harris)が3ヤードTDランを押し込んでPATが決まれば同点というチャンスを得ますが、Kオーウェン・ダファー(Owen Daffer)がこのキックをなんと外してしまいます。

さらに試合終了間際にはイーストカロライナ大が再びチャンスを得、試合時間残り4秒という場面で再びダファーが登場し決まれば大金星となる42ヤードのFGを狙いますが、これが無情にも再び外れてノースカロライナ州立大が辛くも白星を上げました。

キッカーのダファーには大変気の毒ですが、それよりも全米13位という評価を得ながらイーストカロライナ大に押され気味だったノースカロライナ州立大の方も気掛かりです。

サザンカリフォルニア大66、ライス大14

今年から元オクラホマ大の若き名将リンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督が指揮をとるサザンカリフォルニア大。チームには彼だけでなく彼を慕って転校してきたケイレブ・ウィリアムス(Caleb Williams)やピッツバーグ大からの転校生で昨年の最優秀WR賞を獲得したジョーダン・アディソン(Jordan Addison)ら多数のトランスファー選手を抱えて今季開幕を迎えました。

格下ライス大に66点を叩き出したのは当然ですが、サザンカリフォルニア大のスキルポジションの選手たちの身体能力の高さが非常に光っていた試合でした。ディフェンスは出だしこそ得点を許しましたがその後はしっかりと相手を押さえているように見えました。また相手から4つのパスINTを奪ったのも朗報でした。

サザンカリフォルニア大の最初のテストは次戦のスタンフォード大戦になりそうです。

ミシガン州立大35、ウエスタンミシガン大13

全米15位のミシガン州立大の開幕戦の対戦相手は同じミシガン州にキャンパスを構えるウエスタンミシガン大。その格下相手にフィジカルさで格の違いを見せつけて35対13で今季初白星を手中に入れました。

昨年活躍した転校生(ウェイクフォレスト大)RBケネス・ウォーカー・III(Kenneth Walker III、現シアトルシーホークス)に続き、今年ミシガン州立大で先発RBを務めるのはウィスコンシン大からの転校生であるジェイレン・バーガー(Jalen Berger)。この日は120ヤードに1TDと早くも3桁のラッシュヤードを稼ぎその片鱗を見せつけました。今後もこのバーガーには注目です。

マイアミ大70、ベスーンクックマン大13

今季からOBであるマリオ・クリストバル(Mario Cristobal)監督に率いられる全米16位のマイアミ大はFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)のベスーンクックマン大と対戦し、これを寄せ付けず70対13と大差で難なく白星を手に入れました。

期待のQBタイラー・ヴァン・ダイク(Tyler Van Dyke)は16投中13投のパスを成功させて193ヤードに2TDと卒のない働き。また隠した相手とはいえチームトータルで305ヤードをランで荒稼ぎ。ラン回数が42回ということでクリストバル新体制でマイアミ大はフィジカルなチームであることを表明したような試合展開でした。

2週間後には強豪テキサスA&M大と対戦が控えており今から楽しみなマッチアップと言えますね。

ピッツバーグ大38、ウエストバージニア大

先週木曜日に行われたこの試合は「バックヤード・ブラウル(Backyard Brawl)と呼ばれる、カレッジフットボール界でも著名なライバリーゲーム。両チームが異なるカンファレンス所属となってしまったために2011年から対戦が途切れていましたが、今季この伝統の一戦が復活。そしてエンタメ性では非常に見応えのある試合となりました。

ピッツバーグ大のQBキードン・スロヴィス(Kedon Slovis)、そしてウエストバージニア大のQB JT・ダニエルズ(JT Daniels)は元々サザンカリフォルニア大でチームメートだった間柄。その彼らが転校を経てペンシルバニア州(ピッツバーグ)で再会し対戦するという数奇な組み合わせでもありました。

試合の方はシーソーゲームでしたが、31対24でウエストバージニア大リードで迎えた第4Q終盤、スロヴィスからのTDパスが残り4分を切ったところで決まって試合は同点となります。さらに返のウエストバージニア大の攻撃ではダニエルズのパスがピッツバーグ大のDB M.J.デヴォンスフィア(K.J. Devonshire)にピックされそのままリターンTDが決まって残り3分弱で一気にピッツバーグ大がリードを奪います。

後のないウエストバージニア大は残り時間3分を切ったところで自陣25ヤードからピッツバーグ大エンドゾーンを狙い、ダニエルズが立て続けにパスを成功させて残り時間30秒で相手レッドゾーンに到達。しかし肝心なところでダニエルズがQBサックを2度もくらい、最後のチャンスの4thダウンプレーでは彼のパスがゴールライン直前で決まったかに見えたミラクルプレーが炸裂しますが、ビデオ判定によりこれが覆り万事休す。ホームのピッツバーグ大がこのライバリー戦を制しました。

QB的にはスロヴィスよりもダニエルズの方が冴えていたように見えますが、結果的には勝てば官軍ということでピッツバーグ大にとってはライバルに競り勝つ貴重な一勝を挙げることになったのでした。

ウィスコンシン大38、イリノイ州立大0

全米18位のウィスコンシン大はFCSのイリノイ州立大をシャットアウト。この試合では2年生RBブレイロン・アレン(Braelon Allen)が光っていました。トータルランヤードは148ヤードで奪ったTDは2つ。アベレージヤードが1回につき10.6ヤードというおまけ付き。

元来ランオフェンスに強いと言われるウィスコンシン大のニューフェースが登場と言ったところでしょうか。またQBグラハム・マーツ(Graham Mertz)は16回中14回のパスを成功させる安定感を見せました。ウィスコンシン大は通常通りランを起点にしたオフェンスとマーツのプレーアクションパスで十分戦っていけそう。マーツを起点にオフェンスを作ろうとして失敗した昨年からの学習があったのかも。

アーカンソー大31、シンシナティ大24

昨年「グループオブ5」勢として初のCFP進出を決めたシンシナティ大(23位)はオフシーズンに9人の主力選手がNFLドラフトでピックされていきました。そう言った意味では完全リビルドなシーズンとなるわけですが、開幕戦ではSECのアーカンソー大(19位)と対戦。しかし善戦虚しくアーカンソー大に惜敗。戦力の差が少々出た形となりました。

とはいえ、「グループオブ5」チームとしては明らかに「パワー5」勢と戦えるだけの戦力を持っており、ルーク・フィッケル(Luke Fickel)監督の手腕の確かさを再確認しました。

アーカンソー大はQB K.J. ジェファーソン(K.J. Jefferson)が投げては223ヤードに3TD、走っても62ヤードに1TDと大暴れ。今年もSEC西地区をかき回す存在となれるか?

ケンタッキー大37、マイアミ大(OH)13

全米20位のケンタッキー大マイアミ大(OH)と対戦。ハイズマントロフィー候補にも名前が挙げられるQBウィル・レヴィス(Will Levis)はこの日303ヤードに3TD(1INT)と格下相手ながら評判通りのパフォーマンス。トロフィー獲得のためにはチームの快進撃も必須。まずは相手を一つずつ確実に料理していくことが先決ですが、レヴィスにとってはまずまずの出だしと言えるでしょう。

ただチーム全体でのランヤードがたったの50ヤードだったというのはいただけません。レヴィスがサックされてマイナス18ヤードとなったことを加味しても、リーディングラッシャーがカヴォシー・スモーク(Kavociey Smoke)の32ヤードということで、この程度のランオフェンスではSECを渡り歩くには不十分です。早期改善となるか。

ミシシッピ大28、トロイ大10

全米21位のミシシッピ大トロイ大と対戦しこれを28対10で退けましたが、ハイスコアオフェンスが旨であるミシシッピ大にとってはトロイ大相手に28点しか取れなかったのは少し物足りないところ。

先発QBを任されたのはサザンカリフォルニア大からの転校生であるジャクソン・ダート(Jaxon Dart)。この日は27回中18回のパス成功に1TD(1INT)と微妙なスタッツ。ただランアタックではチームトータルで266ヤードを稼いでおり、この点は評価に値しそうです。

ディフェンスはかなり投げ込まれたものの、ランでは相手を60ヤードに抑える奮闘。昨年10勝を挙げたミシシッピ大には大きな期待がかかっているということで、今回のこの結果は少し肩透かしを食らった感じになりましたが、シーズンはまだまだ始まったばかり。レーン・キフィン(Lane Kiffin)監督のオフェンスマジックに期待です。

ヒューストン大37、UTSA35

全米24位のヒューストン大は昨年12勝2敗で所属するカンファレンスUSAの王者となったテキサス大サンアントニオ校(UTSA)と対決。これが思いもかけずエキサイティングな試合となり、3度のオーバータイムの末にヒューストン大が逆転勝利を収めました。

試合の展開は書いて説明するよりも観ていただいたほうがわかりやすいと思うので下のダイジェスト動画をご覧ください!(←投やり)

特に際立っていたのがUTSAのQBフランク・ハリス(Frank Harris)。パスで337ヤード(3TD、1INT)、ランで63ヤード(1TD)を稼ぐ大活躍。今後も注目したい選手です。

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