昨年約50年ぶりのカンファレスタイトルを獲得したテンプル大ですが、オフシーズンにヘッドコーチだったマット・ルール(Matt Ruhle)監督がベイラー大の監督に就任するためにチームを去りました。そして同大学はその後釜に元フロリダ大ディフェンシブコーディネーターのジェフ・コリンズ(Geoff Collins)氏に白羽の矢を立てましたが、この時ほとんどのコーチ陣はルール監督を追ってベイラー大へと引っ越していってしまいました。それでも数名のコーチはコリンズ監督に留意されテンプル大に残留していましたが、その中の一人がWRコーチのフリスマン・ジャクソン(Frisman Jackson)氏でした。しかし彼もコリンズ監督就任二週間後にNFLテネシータイタンズでの職を戴くためテンプル大を去ってしまいました。
コリンズ監督がジャクソン氏の後継者に指名したのは陸軍士官学校でWRコーチをしていたキース・ゲイサー(Keith Gaither)氏でした。ようやくこれでコリンズ監督新体制が確立したかと思われましたが・・・。
しかしゲイサー監督はたった6週間後にイーストカロライナ大のWRコーチのポジションにつくためにテンプル大を退団。なんとコリンズ監督就任後3ヶ月のうちに3人目のWRコーチを探さなくてはならない羽目になったのです。
そしてその1週間後、コリンズ監督は過去11年間NFLのプロレベルでコーチングをしていたスタン・ヒクソン(Stan Hixon)氏を3人目のWRコーチに任命しました。
2004年から2012年、そして2014年から2015年の合計11年間プロチームでコーチ業を営んでいたヒクソン氏ですが(ワシントンレッドスキンズ、バッファロービルズ、ヒューストンテキサンズ)、過去にはサウスカロライナ大(1989年から1992年まで)、ウェイクフォレスト大(1993年から1994年まで)、ジョージア工科大(1995年から1999年)、ルイジアナ州立大(2000年から2003年)、そしてペンシルバニア州立大(2012年から2013年)でアシスタントコーチを歴任するなどカレッジレベルも精通している人物です。
コリンズ監督にしてみればこれで「3度目の正直」ということでヒクソン氏には何としてもチームに留まってほしいと思っていることでしょうね。