今シーズン最もタフなスケジュールが待つチーム十選

今シーズン最もタフなスケジュールが待つチーム十選

全チームが夢見るカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に進出するために非常に重要なのは勝ち星を挙げ続けることだけでなく、チームのスケジュールも大いに影響を及ぼします。

例えばCFP初年度となった2014年度にはベイラー大テキサスクリスチャン大は非常にいい成績を残していながらも、交流戦(ノンカンファレンス戦)のスケジュールが弱すぎたため、プレーオフに進出できなかったと言われています。それ以来ただ単にカンファレンスを制するだけでなく、どれだけタフなスケジュールの中を勝ち続けてきたのか、ということもじゅうようであると考えられてきました。

その為か最近ではニュートラルサイト(中立地)でのビッグマッチや強豪同士の交流戦のマッチアップが増えました。それは観戦するカレッジフットボールファンたちには大いに歓迎されましたが、すべてのチームが平等にスケジュールを組んでいる訳ではありません。あるチームはアウェーゲームのスケジュールが他のチームよりもより厳しいものになっていたり、カンファレンス内の対戦相手がローテーションの関係で偏ったものになったり・・・。

そこで今回は2017年度のスケジュールが他チームよりも際立って厳しいチームを十チームに絞って紹介したいと思います。スケジューリングは各チームの体育局長の腕にかかっています。彼らがスケジュールを組む際に思い描いていた思惑通りにことが進むかどうか・・・。

アーバン大

<主な対戦相手>
クレムソン大(9月9日:アウェー)
ルイジアナ州立大(10月14日、アウェー)
アーカンソー大(10月21日、アウェー)
テキサスA&M大(11月4日、アウェー)
ジョージア大(11月11日)
アラバマ大(11月25日)

ディフェンディングチャンピオンのクレムソン大と2戦目に対戦。そしてルイジアナ州立大、アーカンソー大、バイウィークを挟んでテキサスA&M大とのアウェー3連戦はかなりタフ。そしてライバルのジョージア大とアラバマ大との対戦も控えており、全米屈指の厳しいスケジュールです。

オハイオ州立大

<主な対戦相手>
オクラホマ大(9月9日)
ネブラスカ大(10月14日、アウェー)
ペンシルバニア州立大(10月28日)
アイオワ大(11月4日、アウェー)
ミシガン州立大(11月11日)
ミシガン大(11月18日:アウェー)

Big 12カンファレンスの雄、オクラホマ大とのノンカンファレンス戦。また西地区のネブラスカ大とアイオワ大への遠征ゲームが控えています。昨年カンファレンス内で唯一の敗戦を喫したペンシルバニア州立大をホームに迎え、そしてもちろん最終戦は伝統の一戦、ミシガン大戦が待っています。

ミシガン大

<主な対戦相手>
フロリダ大(9月2日:ニュートラル)
空軍士官学校(9月16日)
ペンシルバニア州立大(10月21日:アウェー)
ウィスコンシン大(11月18日:アウェー)
オハイオ州立大(11月25日)

強豪・SECのフロリダ大と開幕戦。3試合目にはオプションフットボールの使い手、空軍士官学校がやってきます。ペンステートとウィスコンシン大戦アウェー、そして最近負け続けているライバル・オハイオ州立大をホームで迎え撃ちます。

アラバマ大

<主な対戦相手>
フロリダ州立大(9月2日、ニュートラル)
テキサスA&M大(10月7日、アウェー)
アーカンソー大(10月14日)
テネシー大(10月21日)
ルイジアナ州立大(11月4日)
アーバン大(11月25日、アウェー)

ここ最近ではもっとも注目されることが予想されるフロリダ州立大戦でのシーズンオープナー。10月に入るとテキサスA&M大、アーカンソー大、テネシー大との3連戦が待っています。そして11月に入ると新体制のルイジアナ州立大、そしてライバル・アーバン大との「アイロンボウル」でフィナーレです。

フロリダ州立大

<主な対戦相手>
アラバマ大(9月2日:ニュートラル)
マイアミ大(9月16日)
ルイビル大(10月21日)
クレムソン大(11月11日:アウェー)
フロリダ大(11月25日:アウェー)

アラバマ大との開幕戦で早くも自身の力が試されます。そのあとは勢いづくマイアミ大、昨年苦渋を嘗めさせられたルイビル大をホームに迎え、そしてACC内のメガマッチ・クレムソン大戦が待ち受けます。最後は恒例の州内ライバル・フロリダ大戦です。

フロリダ大

<主な対戦相手>
ミシガン大(9月2日、ニュートラル)
テネシー大(9月16日)
ルイジアナ州立大(10月7日)
テキサスA&M大(10月14日)
ジョージア大(10月28日)
フロリダ州立大(11月25日)

ミシガン大との一戦で開幕するフロリダ大は3戦目にして早くも東地区内ライバル・テネシー大と対戦。そして10月にはルイジアナ州立大、テキサスA&M大、ジョージア大(バイウィーク挟む)との3連戦。そして最終戦はホームでライバルのフロリダ州立大からの挑戦を受けます。

オクラホマ大

<主な対戦相手>
オハイオ州立大(9月9日、アウェー)
ベイラー大(9月23日、アウェー)
テキサス大(10月14日)
オクラホマ州立大(11月4日:アウェー)
テキサスクリスチャン大(11月11日)
ウエストバージニア大(11月25日)

リンカーン・ライリー(Lincoln Riley)新監督の初年度のマッチアップはノンカンファレンス戦のオハイオ州立大とのビッグゲームに馴染みのBig 12カンファレンス内の強豪チームとの試合が組まれています。ルーキーコーチには荷が重い?!

ノートルダム大

<主な対戦相手>
テンプル大
(9月2日)
ジョージア大(9月9日)
ミシガン州立大(9月23日、アウェー)
ノースカロライナ大(10月7日、アウェー)
サザンカリフォルニア大(10月21日)
マイアミ大(11月11日、アウェー)
海軍士官学校(11月18日)
スタンフォード大(11月25日、アウェー)

ノートルダム大のスケジュールが毎年タフなのは今に始まったことではありませんが、現在の彼らのチーム状況を考えると今年のスケジュールは際立って厳しく見えます。特に後がないと言われるブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督にとっては負けられないシーズンとなりますから、一戦一戦が冷や汗ものになりそうです。

メリーランド大

<主な対戦相手>
テキサス大(9月2日、アウェー)
ミネソタ大(9月30日、アウェー)
オハイオ州立大(10月7日、アウェー)
ウィスコンシン大(10月21日、アウェー)
ミシガン大(11月11日)
ミシガン州立大(11月18日、アウェー)
ペンシルバニア州立大(11月25日)

開幕戦で名門テキサス大と対戦するメリーランド大のアウェースケジュールは非常に厳しいものになっています。ミシガン大とペンシルバニア州立大ホームで迎え撃つことができるのは朗報ではありますが、上向きになりつつあると言われるメリーランド大にとって今年のスケジュールはその勢いを殺しかねないものになっています。

ラトガース大

<主な対戦相手>
ワシントン大(9月1日)
ネブラスカ大(9月23日:アウェー)
オハイオ州立大(9月30日)
ミシガン大(10月28日、アウェー)
ペンシルバニア州立大(11月11日、アウェー)
ミシガン州立大(11月25日)

昨年2勝9敗と散々なルーキーシーズンとなってしまったクリス・アシュ(Chris Ash)監督ですが、Big Tenという強豪カンファレンスに属している諚、今年も彼らにとって休まる時はなさそうです。昨年はオハイオ州立大、ミシガン大、ペンシルバニア州立大、ミシガン州立大からたったの1点も奪えず完封負けしてしまいました。今年は一体どうなることやら・・・。

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