
カレッジフットボールの歴史


ウォルター・キャンプ氏が様々な改革を行いフットボールの基礎を固めたことはカレッジフットボールの歴史上で見ても非常に大きなターニングポイントとなりました。しかしこのスポーツの過激さや過酷さというのは相変わらずで、それは「フライングウェッジフォーメーション」の考案でさらに拍車がかかることになります。

ラグビーやサッカーの派生として生まれたアメリカンフットボールでしたが、アメフトがアメフトという一つのスポーツとして進化したことに大きく貢献した人物がいます。多くのルール改正及び制定に深く関わったウォルター・キャンプ氏です。その貢献度からキャンプ氏は「アメリカンフットボールの父」として知られるようになりました。

アメリカンフットボールの起源は古く、その原型は1830年代から40年代まで遡ることが出来ると言われています。当時のそれは現在のものと比べるとむしろサッカーやラグビーに似ていました。そしてカレッジフットボール史において歴史的な出来事が1869年11月6日に起こります。

各年代のベストチームランキングトップ10:2010年代(2018年6月現在)
2010年代(2018年6月現在) Embed from Getty Images 2017年度も全米制覇を果たし、2010年代で4度目のナショナルタイトルを獲得したアラバマ大 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 アラバマ大 89%(99勝12敗) 2 オハイオ州立大 85%(91勝16敗) T-3

2000年代 Embed from Getty Images カレッジフットボール史上最高のゲームの一つとされる、2005年度のBCSナショナルチャンピオンシップゲーム(テキサス大 vs USC) 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 テキサス大 85.2%(110勝19敗) 2 オクラホマ大 82.0

1990年代 Embed from Getty Images フロリダ州立大のレジェンド、ボビー・バウデン監督 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 フロリダ州立大 90%(109勝13敗) 2 ネブラスカ大 86%(108勝16敗1敗) 3 フロリダ大 81%(102勝22敗1分け) 4 テネシー大

1980年代 Embed from Getty Images ネブラスカ大のトム・オズボーン監督 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 ネブラスカ大 83.7%(103勝20敗) 2 マイアミ大 83.1%(99勝20敗) 3 オクラホマ大 76%(91勝26敗2分け) 4 ミシガン大 74% (90勝

1970年代 Embed from Getty Images 1971年に行われたネブラスカ大とオクラホマ大の試合 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 オクラホマ大 86%(102勝13敗3分け) 2 アラバマ大 85%(103勝16敗1分け) 3 ミシガン大 83%(96勝16敗3分け) 4 ペンシ

1960年代 Embed from Getty Images アラバマ大で指揮を執ったポール・ブライアント監督 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 アラバマ大 81%(90勝16敗4分け) 2 テキサス大 79%(86勝19敗3分け) 3 アーカンソー大 76%(82勝24敗1分け) 4 ペンシルバニ

1950年代 Embed from Getty Images オクラホマ大とケンタッキー大の間で行われた1951年度のシュガーボウル 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 オクラホマ大 88%(93勝10敗2分け) 2 ミシガン州立大 76%(70勝21敗1分け) 3 ミシシッピ大 75%(80勝21敗

1940年代 Embed from Getty Images 1948年に行なわれたサザンカリフォルニア大とミシガン大の試合 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 ノートルダム大 84.5%(82勝9敗6分け) 2 ミシガン大 80.4%(74勝15敗3分け) 3 テキサス大 76.4%(78勝21敗

1930年代 Embed from Getty Images アラバマ大のフランク・トーマス監督(中央) 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 アラバマ大 83%(79勝11敗5分け) 2 テネシー大 79%(83勝17敗5分け) 3 ピッツバーグ大 78%(75勝14敗7分け) 4 デューク大 77

1920年代 Embed from Getty Images 1924年に活躍した、ノートルダム大の有名な「The Four Horsemen」と呼ばれた4選手 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 ノートルダム大 85%(85勝11敗3分け) 2 サザンカリフォルニア大 83%(71勝12敗2分け)

1910年代 Embed from Getty Images この時期ノートルダム大を率いた名将ニュート・ロックニ監督 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 ハーバード大 84%(65勝7敗5分け) 2 ノートルダム大 83%(46勝6敗3分け) 3 テキサス大 77%(64勝18敗1分け) 4 ジョー

1900年代 Embed from Getty Images 当時のハーバードスタジアム 順位 チーム 勝率(勝敗数) 1 イェール大 91%(100勝4敗5分け) 2 ミシガン大 88%(82勝8敗3分け) 3 ハーバード大 84%(91勝14敗3分け) 4 ミネソタ大 82%(80勝10敗7分け

唐突ではありますが、これから数日に渡り各年代ごとのトップ10を勝率ごとにランク付けしたいと思います。 カレッジフットボール創成期から現在に至るまで約130年。その初期の上位チームの顔ぶれは今のものとは全く異なり、ひょっとしたら想像すら出来ないチームがランクインしていることと思います。カレッジフットボ
