2022年のNFLドラフトまであと5週間。今年はネバダ州ラスベガス市で行われます。もともとラスベガスは2020年のNFLドラフト会場として決まっていましたが、新型コロナのパンデミックで2020年のドラフトはバーチャルで行われました。ということで今回が史上初のラスベガスでのNFLドラフト開催となります
- 4月28日(第1日目):第1巡目
- 4月29日(第2日目):第2巡目&第3巡目
- 4月30日(第3日目):第4巡目〜第7巡目
QB、RBに続く第3回目はWRおよびTEのレシーバー陣に焦点を当て、注目選手たちをサクッと浅く(笑)見ていきたいと思います。
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目次
ギャレット・ウィルソン(オハイオ州立大)
エリート集団のオハイオ州立大の中でも過去3年間主力WRとしてチームに貢献したギャレット・ウィルソン(Garrett Wilson)は昨シーズンにローズボウル出場を回避し4年生シーズンをスキップしてNFLドラフトに早期入りしました。
昨年はC.J.ストラウド(C.J. Stroud)のメインターゲットとして活躍。70回のレセプションで1058ヤードを獲得(12TD)。今季のドラフトに向けて大きく株を上げました。
スカウティングコンバインでの40ヤードダッシュで見せた4秒39という数字からも彼のスピードスターとしての素質が伺えますし、高い運動神経で数々のアクロバティックなキャッチを見せてくれました。ルートの取り方も秀逸で、XでもYでもいける非常にバランスの取れたWRと言えそうです。
ドレイク・ロンドン(サザンカリフォルニア大)
タレント揃いのサザンカリフォルニア大WR陣の中で1年生と2年生時には燻っていたものの、2021年度に大きくブレークして今季のWR候補で注目度を上げたのがドレイク・ロンドン(Brake London)です。
昨年出場した8試合で1084ヤードに8TDを獲得。残念ながら昨年10月に行われたアリゾナ大戦で足首を骨折。その影響で先日のスカウティングコンバインや母校でのプロデーに登場することはできませんが、6フィート4インチ(約193センチ)と言う長身は魅力的。
いわゆる50/50パスのシチュエーションでは強みを見せるでしょうし、またスロットレシーバーとしての能力も見逃せません。サザンカリフォルニア大自体がここのところ調子がイマイチなせいでシーズン中に彼の名前を聞くことはありませんでしたが、プロ選手としてのポテンシャルを十分に備えているWR。
エリート級のDB相手にセパレーションを作ることができるかが課題ですが、今ドラフトで内では注目のRBの1人であることには違いありません。あとは怪我の復調具合が気になるところ・・・。
【ハイライト動画】
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ジェミソン・ウィリアムス(アラバマ大)
昨年度ナショナルタイトルゲームに進出したアラバマ大のパスゲームを担ったのがジェミソン・ウィリアムス(Jameson Williams)です。
2020年までオハイオ州立大に所属。上記のウィルソンや下記のクリス・オラヴェに続く3、4番手のWRとしてナショナルチャンピオンシップでアラバマ大と対戦。そして2021年からは転校生としてそのアラバマ大に移籍。以来同チームのパスオフェンスに必要不可欠な存在となりました。
その1番の特徴はスピード。キャッチ後に加速してしまったウィリアムスを捕らえるのは至難の技。1572ヤードに15TDという数字はもとより、1キャッチの平均ヤードが19.9ヤードというのは驚異的。
残念ながらジョージア大とのナショナルタイトルゲームで膝の前十字靭帯(ACL)を断裂してしまい、スカウティングコンバインもプロデーにも参加できませんが、シーズン中のフィルムを見れば彼のプロダクションの高さは一目瞭然。
もしこの怪我がなければWR陣の中で最初にドラフトされていたとも言える逸材。怪我が完治することを前提にすれば第1巡目候補だと言えそうです。
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ジャハン・ドットソン(ペンシルバニア州立大)
ペンシルバニア州立大のジェームス・フランクリン(James Franklin)監督は就任以来多くの逸材をリクルートしてきましたが、このジャハン・ドットソン(Jahan Dotson)もその中の1人です。
身長5フィート11インチ(約180センチ)、体重178パウンド(約80キロ)と決して大型のWRではありませんが、そこはスピードとフットスキルでカバー。これまで数々の好プレーを連発してきました。個人的に覚えているのはこれ。
Penn State will lose to Ohio State, but we are all winners seeing THIS insane Jahan Dotson TD grab…#OSUvsPSU #WeAre #GoBucks #B1G pic.twitter.com/2ulqwES7AD
— SBR Sports Picks (@SBRSportsPicks) November 1, 2020
昨シーズンは1182ヤードに12TDと1000ヤード超えを達成しましたが、QBショーン・クリフォード(Sean Clifford)がもっといいボールを放っていればおそらくこの数字はもっと伸びていたことでしょう。
彼のスピードと瞬発力があればNFLでもスロットレシーバーとして重宝されるのではないでしょうか。
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トレイ・マクブライド(コロラド州立大)
今季最も注目されているTEはコロラド州立大のトレイ・マクブライド(Trey McBride)と言われています。
コロラド州立大という「グループオブ5」の中堅校出身ながら、その年の最優秀TEに贈られる「ジョン・マッケイ賞」を今年受賞したマクブライド。今季はTEとして1121ヤードを記録してコロラド州立大のTEとしての歴代最多ヤード記録を樹立。オフェンスのキーパーソンとして活躍しました。
DBにもある程度対抗できるスピードはLBとのマッチアップならばほぼミスマッチに。またブロッカーとしても優れており、オールラウンドなTEと言えます。
プロでやっていくにはまだ荒削り感はありますが、その伸びしろを活かせば長く活躍できるTEに化ける・・・かも。
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その他の候補者たち
クリス・オラヴェ(Chris Olave、オハイオ州立大WR)
トレイロン・バークス(Treylon Burks、アーカンソー大WR)
ジョン・メッチー・III(John Metchie III、アラバマ大WR)
ジョージ・ピッケンズ(George Pickens、ジョージア大WR)
デヴィッド・ベル(David Bell、パデュー大WR)
ジェイレン・ワイダーマイヤー(Jalen Wydermyer、テキサスA&M大TE)
グレッグ・ダルチッチ(Greg Dulcich、UCLA TE)
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【記事更新しました】
— Any Given Saturday (@ags_football1) March 31, 2022
大学で活躍した選手の中でもさらに一握りの選手しか通ることが許されないプロへの登竜門であるドラフトまであと4週間弱。これまでQBとRBの注目選手を紹介しましたが、今回はその中から注目のWR/TE候補を浅く(笑)紹介します。
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