高校生たちが自らの進路を公表する一大イベント「ナショナルサイニングデー」が2月7日に行われました。各地で彼らの「重大発表」を高校総出で盛り上げたり、テレビ局の生放送が行われたり、てんやわんやでした。
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しっかりした数字はわかっていませんが、おそらく9割強の有能リクルートたちが今日までにどのチームで来年以降プレーするかを発表したと思われます。これにより2018年度のリクルーティングクラスがほぼ出揃った形になりました。
今回は高校のリクルーティングを報道する大手メディア「247SPORTS.COM」が紹介した、ナショナルサイニングデー後のリクルーティングランキングを少し見てみたいと思います。
- ジョージア大
- オハイオ州立大
- テキサス大
- サザンカリフォルニア大
- ペンシルバニア州立大
- クレムソン大
- アラバマ大
- マイアミ大
- オクラホマ大
- ノートルダム大
(参照:247SPORTS.com)
注目すべきはジョージア大の大躍進です。2年目のシーズンを終えたばかりのカービー・スマート(Kirby Smart)監督はアラバマ大で鍛えたリクルーティング術をいかん無く発揮して多くの有能リクルートたちをジョージア大に呼び寄せることに成功。特に最高ランクとされる5つ星のリクルートを最多となる7人も獲得。4つ星も15人ということで文句なく彼らが今年のリクルーティングで一番結果を残せたチームとなりました。
今日のナショナルサイニングデー直前のランキングではトップ10入りしていなかったサザンカリフォルニア大が4位にまで上昇。昨季のメンバーから多くの先発選手が抜けたことを考えるとサザンカリフォルニア大にとって今回のリクルーティングは大成功だと言えるでしょう。
そして2011年以来リクルーティングランキングでトップを走り続けて来たアラバマ大は7位に大きく順位を落としました。2、3年後にこのクラスの選手たちがチームの主力メンバーとなった時アラバマ大がこれまでのような強いチームを維持できているのか気になるところです。
ただ総合的に言うと、どんなにこの時点で注目されている選手だとしても、個人的には試合に出れてナンボだと思うので、5つ星だろうが何だろうが来季以降に本当に活躍する時まで彼ら高校生リクルートの動向はそっと見守っていきたいと思います。