昨年度シーズン途中でルイジアナ州立大のヘッドコーチ職を解かれてしまったレス・マイルズ(Les Miles)氏。今オフにどこか別のチームの監督に就任するかと思われていましたが、現時点で未だ「無職」なマイルズ氏です。シーズン後にはヒューストン大、ベイラー大、パデュー大らの新監督候補に名前が挙げられていましたが、それらの話はただの噂か、もしくは契約まで話がまとまりませんでした。
ルイジアナ州立大ではその高過ぎるハードルを越え続けることができずに見限られてしまいましたが、コーチとしてはまだまだ現役でやれると誰もが思っています。そしてもちろん当の本人もそのつもりのようです。
先月ネブラスカ大で行われた高校コーチ向けのクリニックに招待されたマイルズ氏はそこで行われたインタビューで思いの丈を打ち明けました。
「私はまたフットボールコーチとして働きたい。本当にシンプルなことですが、勝利に飢え、選手たちの育成に真摯に向き合うことを望むチームでコーチングのチャンスを頂きたいと思っています。」
ルイジアナ州立大を解雇された2ヶ月後の11月には別のインタビューで「あと10年はまだコーチできる」とやる気十分だったマイルズ氏。そしてその気持ちはまだまだ衰えていないようです。彼ほどの腕の立つコーチが昨シーズン後にどのチームにも雇われなかったのは多少驚きましたが、仮にどこかのチームが新たなヘッドコーチを必要になったとしたら、その候補の中にマイルス氏の名前があったとしてもなんら不思議ではありません。
確かに若いこれからのコーチというジャンルには入らないかもしれませんが、オクラホマ州立大、ルイジアナ州立大というパワー5チームを率い、2007年にはルイジアナ州立大で全米制覇も成し遂げたことのあるコーチを放っておく手はないと思います。
それにサイドラインでの彼の存在感、そして会見での記者たちとのやりとりを再び見てみたいと思うファンは私だけではないと思います。